gumi、XRPトレジャリー事業を展開するEvernorthに7億5500万円を出資

gumi<3903>は、この日(10月21日)、筆頭株主で資本業務提携先であるSBIホールディングス<8473>、米Ripple Labsらとともに、米Evernorth Holdingsが実施するPIPE(上場企業による私募増資)への出資を行ったことを明らかにした。

Evernorth社は、機関投資家規模での暗号資産XRPの採用を促進することを目的として設立した企業。同社は、特別買収目的会社(SPAC)であるArmada Acquisition Corp. IIとの企業結合を通じて、米国ナスダック市場への上場(ティッカーシンボル:XRPN)を計画しており、合計で10億米ドル(1510億1700万円)超の資金調達を行う予定。同社からの出資は500万米ドル(7億5500万円)となる。

調達した資金は、主に公開市場でXRPを購入し、世界最大級の公開XRPトレジャリーを構築するために活用される。このトレジャリーは、単にXRPを保有するだけでなく、機関投資家向けレンディングやDeFi(分散型金融)を積極的に活用することで、継続的な資産価値の向上を目指す。また、すべての財務報告は大手監査法人による独立した監査を受ける予定であり、高い透明性とガバナンスを確保するように設計されている。

XRPは、米国における規制の枠組みが明確化されつつあり、グローバル決済における実用性も証明されている数少ないデジタルアセットの一つであり、本件により、規制に準拠し、監査を受ける上場企業という信頼性の高い枠組みを通じて、XRPへのシンプルかつ流動性の高い投資機会が提供される。またEvernorth社の取り組みは、単なる市場での売買にとどまらず、XRPレジャーのバリデータ運営などを通じて、XRPレジャーエコシステム全体の成長に参加することでリターンを追求するものであり、XRPのさらなる普及と機関投資家による採用を加速させる上で、極めて重要な意義を持つものと考えている。

同社は、XRPを中長期的な成長資産として位置付け、2025年8月に25億円のXRPの購入を決定し、2025年10月にも新株予約権の発行による資金調達を実施のうえ、XRPを追加取得することを決定している。XRPは、SBIホールディングスが中核的に推進する国際送金・流動性ネットワークの戦略において重要な役割を担うアセットであり、同社が筆頭株主である同社にとっても極めて高い戦略的親和性を有している。今回のEvernorth社への出資を通じ、XRPのエコシステム発展への貢献に加え、同社グループの収益機会のさらなる拡大を目指す、としている。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高89億4200万円、営業利益3億7000万円、経常利益21億300万円、最終利益20億6300万円(2025年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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