【決算カレンダー】ゲーム・エンタメ関連企業の7～9月決算発表がスタート　英語版『ウマ娘』の寄与に期待のサイバーエージェント　任天堂のSwitch 2販売計画に関心

ゲーム・エンタメ関連企業の2025年7～9月の決算発表シーズンが到来した。今回の発表のピークは、11月の第2週目となる13日と14日で、そこまでは10月の月末を含めて発表スケジュールが分散した形となっている。

なお、今回は9月決算の企業が本決算を迎えるタイミングとなり、サイバーエージェント<4751>のほか、コロプラ<3668>、バンク・オブ・イノベーション<4393>、日本ファルコム<3723>、オルトプラス<3672>といったあたりが本決算の発表を予定している。

中で最注目といえるのは、やはりサイバーエージェントだろう。今回は11月14日と発表期間の最終盤に発表を予定している同社だが、8月の第3四半期決算発表と同時に通期の業績予想を上方修正するなど業績の進捗は極めて順調だ。そのゲーム事業についても『Shadowverse: Worlds Beyond』と『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』のヒットが業績をけん引しており、第4四半期期間（7～9月）には英語版『ウマ娘 プリティーダービー』の海外でのヒットの寄与も期待される。続く2026年9月期の展望も合わせて、大きな注目を集めることが予想される。

直近の話題では、Nintendo Switch 2を2026年3月末までに最大2500万台生産する計画と報じられた任天堂<7974>にも関心が募るところだ。Nintendo Switch 2の販売計画は第1四半期決算の発表時には1500万台としていたが、これが公式に上ブレ修正されることになるのかどうかがまずは焦点となる。Switch 2の普及拡大が想定を上回ることになれば、まずは大手の家庭用ゲーム関連企業、そしてその開発を受託する企業などに大きなビジネスチャンスが生まれることになる。また、任天堂自体も想定より早くソウトウェアでの収益拡大局面に入ることが期待されるだけに、足元のハードウェア販売状況も含めて年間の販売計画はしっかりと確認しておきたい。