フリュー<6238>は、11月13日、2026年3月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高214億8200万円(前年同期比0.4%減)、営業利益17億9600万円(同37.6%増)、経常利益17億8300万円(同32.0%増)、最終利益11億2500万円(同25.1%増)だった。
・売上高:214億8200万円(同0.4%減)
・営業利益:17億9600万円(同37.6%増)
・経常利益:17億8300万円(同32.0%増)
・最終利益:11億2500万円(同25.1%増)
主力の世界観ビジネスでクレーンゲーム景品や海外向けグッズ販売、高価格帯ホビーの売上が拡大し、全体の収益をけん引した。
【世界観ビジネス】
売上高135億6600万円(同9.1%増)、営業利益13億5400万円(同48.0%増)と順調に拡大した。
・クレーンゲーム景品:市場拡大と複数の人気IPの商品化、商品数の拡大により、前年同期と同水準の売上を達成した。
・海外物販:主要マーケットである中国、米国、欧州を中心に売上が伸長している。海外向けの商品化権の取得と商品構成の強化に注力し、新規販売先の開拓を通じて流通拡大を図っている。
・高価格帯ホビー:収益性を重視した人気IPの商品化を推進し、事業の安定化に引き続き注力している。
・為替変動対策:ドル建ての仕入費用支払に対する為替予約の実施や、海外取引先とのドル建て取引の拡大により、営業利益への影響を抑制している。
【ガールズトレンドビジネス】
売上高68億4700万円(同4.3%減%)、営業利益15億2100万円(同13.5%減)であった。プリントシール事業で新機種「Meidy」の発売や「Hyper shot」の無料キャンペーンを実施したにもかかわらず、市場全体の底上げには至らず、プレイ回数は減少し、1362万回であった。画像取得サービス「ピクトリンク」の有料会員数も減少し、9月末時点で126万人となっている。収益安定化のため、有料会員コース体系の統一を実施した。
【フリューニュービジネス】
売上高10億6900万円(同46.2%減)、営業損失は4900万円(前年同期は2億7000万円の営業損失)だった。家庭用ゲームソフト事業で新作タイトルの海外販売の伸び悩みなどにより売上が減少した。アニメ事業も前年の好調な実績(TVアニメ「ゆるキャン△」第3期)の反動で売上が減少している。カラーコンタクトレンズ事業の事業譲渡とゲームアプリ事業のサービス終了によりセグメントの収益性は改善した。
■2026年3月期の見通し
2026年3月期の業績は、売上高450億円(前期比1.6%増)、営業利益30億円(同34.0%増)、経常利益30億円(同31.5%増)、最終利益21億5000万円(同32.1%増)、EPS81.25円を見込む。株価収益率は12.9倍となる。
・売上高:450億円(同1.6%増)
・営業利益:30億円(同34.0%増)
・経常利益:30億円(同31.5%増)
・最終利益:21億5000万円(同32.1%増)
・EPS:81.25円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:47.7%
・営業利益:59.9%
・経常利益:59.4%
・最終利益:52.3%
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 榎本 雅仁
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高443億500万円、営業利益22億3900万円、経常利益22億8000万円、最終利益16億2700万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238