河出書房新社、『失われた古代都市 歴史に刻まれた記憶』を11月27日に発売

河出書房新社は、『失われた古代都市 歴史に刻まれた記憶』を2025年11月27日に発売した。価格は定価4,290円(本体3,900円)である。

本書は、何千年もの歴史の中で、滅び、消えてしまった古代都市37例を取り上げ、その概要、誕生から滅亡までの興亡の歴史を解説するビジュアル本。

敵国に滅ぼされた都市、人々の目的にかなわず放棄された都市、火山灰や海に沈んだ都市など、数多くの失われた都市にスポットを当て、かつて人々が営んだ生活や、都市が滅び衰退していった理由を臨場感あふれる文章で解き明かす。歴史の謎とロマンに満ちた一冊である。

・全体を時代に沿って大きく4部に分け、紀元前7250年ごろから後1923年ごろまでに存在した37の都市を紹介。
・37点の地図と155点の貴重図版をオールカラーで掲載。
・各都市の興亡の歴史や文化、特徴を、歴史史料や遺跡から詳細に解説する。
・滅亡の理由を検証し、現在の世界が抱える問題との照合を通して現代性を備える。
・著者は古代ローマを専門とする歴史学者フィリップ・マティザック、訳者は同氏の作品のほとんどを手掛ける安原和見氏である。

【目次より】
はじめに|過去の亡霊
第1部 最古の都市
チャタルヒュユク/スカラ・ブレイ/アッカド/パヴロペトリ/ツォアル/ハットゥシャ/マルダマン/テーベ/ファイストス
第2部 トロイアからローマまで
トロイア/トニス/ミケーネ/ティグリス河畔のセレウキア/シュバリス/プラタイア/タクシラ/ティグラノケルタ/ペルセポリス/ヌマンティア
第3部 ローマ帝国領内
グラヌム/ファレリイ・ノウィ/キュレネ/ティパサ/バイアエ/ウォルビリス/スタビアエ/メイデン・カースル/ティムガッド/アンティノポリス
第4部 帝国の最果てとそれ以遠
パルミュラ/ヴァルトギルメス/サルミゼゲトゥサ・レギア/ゲラサ/ウェンタ・シルルム/ドゥラ・エウロポス/ベタ・サマティ/デリンクユ
 

 

■関連サイト

▼書誌情報ページ
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229256/