【ゲームエンタメ株概況(11/27)】サウジ企業と連携のLink-Uが連日のS高 カヤックやファルコムなど軽量株の一角に物色【チャート掲載】

11月27日の東京株式市場は3日続伸し、5万円の大台を回復した。日経平均株価は、前営業日比608円03銭高の5万0167円10銭でこの日の取引を終えた。米国市場が早期利下げ期待で買われた流れを引き継ぎ買い優勢で始まった。ハイテク株を中心に幅広く物色されたが、上値の重さも意識されており買い一巡後はもみ合いとなった。

 

【主要指数】
・日経225: 50,167.10(+608.03)
・TOPIX: 3,368.57(+13.07)
・ドル/円: 156.14(-0.30)
・ダウ: 47,427.12(+314.67)
・ナスダック: 23,214.69(+189.10)
・SOX: 6,899.46(+185.28)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は65銘柄(67%)、下落は24銘柄(25%)、変わらずは8銘柄(8%)で、買い優勢だった。

Link-Uグループ<4446>が連日のストップ高。前日、サウジアラビアのTarjamaと、日本のマンガ・アニメのアラビア語ローカライズ、配信、および官民連携による事業開発を目的とする基本合意書(MoU)を締結したと発表したことが材料視された。

 

主力株の動きの重さを嫌っているのか、値動きの軽い中小型株の一角に短期資金が入る流れが続いており、カヤック<3904>、クシム<2345>、サイバーステップ<3810>、日本ファルコム<3723>、monoAI technology<5240>などが値上がり率上位に入った一方で、KLab<3656>が大きく値を下げた。

 

大手ゲーム関連を見ると、高安まちまち。ソニーG<6758>、コナミG<9766>、カプコン<9697>が高く、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>が安い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>が年初来高値を更新し、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>が高く、ユークス<4334>が変わらず、イマジニア<4644>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、MIXI<2121>、DeNA<2432>、ガンホー<3765>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、グリーHD<3632>、ケイブ<3760>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、ブシロード<7803>が高く、エディア<3935>が変わらず、東宝<9602>、フリュー<6238>が安い。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。