【先行体験】圧巻の原作再現が味わえる『アナデン』×『FFIX』コラボが描いた“もう一度会える物語”をレビュー


WFSは、『アナザーエデン 時空を超える猫』において、12⽉4⽇より、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーIX』とのコラボを開催することを発表した。本稿では、本コラボを先んじてプレイさせていただけたので、その模様をレポートとしてお届けしていく。

■『ファイナルファンタジーIX』とは
2000年7月7日に発売され、全世界で累計出荷・DL販売本数930万本以上を記録する、スクウェア・エニックスのRPG。絵本のような世界を舞台に繰り広げられる、"いつか帰るところ" を知るための旅を描いた物語。「原点回帰」をテーマとして制作された本作では、盗賊ジタンや王⼥ガーネット、⿊魔道⼠のビビが出会い、それぞれの思いを抱えながら、クリスタルを巡る壮⼤な冒険へと巻き込まれていく。ターン制バトルやジョブシステムなど、シリーズらしい王道のRPG要素も魅力で、発売から20年以上経った今も原作ファンから根強い人気を誇る作品だ。


本コラボでは、「ジタン」や「ビビ」、「ガーネット」、「スタイナー」らが仲間として登場し、『ファイナルファンタジーⅨ』の物語の流れを踏襲した協奏「Memories of Another Sky」が展開する。なお、協奏の開始条件は「メインストーリー13章クリア」となっている。

▼プレイアブルキャラクター


 


▼あらすじ
時空の⽳に吸い込まれアレクサンドリアの空に放り出されたアルド。劇団タンタラスに助けられた彼は新⼊りとして王⼥ガーネットの誕⽣⽇を祝うための舞台に⽴つことに。しかし、その舞台にはジタンたちタンタラスの⾯々の真の⽬的が隠されていたのだった……。舞台に歓喜の声を上げる⿊魔道⼠のビビ、覚悟を決め席を⽴つ王⼥ガーネット、愚直に後を追う騎⼠スタイナー。幕が上がり、それぞれの想いが交差した時、もうひとつの空の下、アルドたちの新たな冒険が始まる。

▼協奏「Memories of Another Sky」コラボPV


本コラボでまず注目してほしいのは、物語からシステム、バトルやBGMまで、原作を忠実に再現しているということだ。


▲クエスト開始画面では『ファイナルファンタジー』シリーズを代表する曲である「プレリュード」がかかっている点にもこだわりを感じる。

ただし、物語に関しては『アナザーエデン』からアルドが加わっているため、『FFIX』の物語がそのまま展開されるというわけではない。あくまでも『FFIX』の物語を軸としながらもコラボでしか見られない展開が見られるのが大きな魅力となっている。


▲原作にある小ネタや見つけにくい宝箱もしっかりと再現されているので、『FFIX』ファンの方はぜひ隅々までいろいろと試してみてほしい。


▲アルドは劇団タンタラスに助けられ、新人として舞台に立つが、彼らの本当の目的については知らないという立場になっている。

特に、協奏「Memories of Another Sky」のロゴにも入っている黒魔道士ビビに関しては、本コラボにて新たな一面が見られるかもしれない。というのも、クエスト開始時には原作にもなかったビビの心情という視点からスタートするのだ。ここに、アルドを始めとする『アナザーエデン』の仲間や、敵である「合成人間」が絡むことでどのような物語に発展していくのか、ぜひ自身の目で確かめてほしい。


▲アレクサンドリアの街並みもこの通り。物語の要所には3Dムービーも入っており、『FFIX』で見られる数々の名シーンがどのように表現されているかにも注目だ。

また、バトルでは『FFIX』から「トランス」の要素を『アナザーエデン』流に導入。こちらは、『FFIX』コラボキャラである「ジタン」、「ビビ」、「ガーネット」、「スタイナー」の4名が使用可能となっている。これらのキャラクターはバトル中、HPやMPの下に表示された「トランスゲージ」が溜まると身体がピンク色に点滅し、選べる技が変化する。こちらのゲージは、特定のスキルを使用したりダメージを受けることで溜まるようになっている。



▲ジタンの「グランドリーサル」など、原作でも使用できたトランス技が再現されているのはアツい!なお、コラボキャラ4名はこれまでのコラボ同様に、協奏の物語を進めることで仲間になる。

さらに、『FFIX』の特徴的なシナリオシステム「ACTIVE TIME EVENT」(通称「ATE」)も実装。こちらは、メインの物語を進める中で、その時、その場にいない他の登場⼈物が「一方そのころ」という形で何をしているかを⾒ることができる。ATEの発生に関しては、画面の右下に表示されるようになっているので、見逃さないように注意しよう。



そのほか、「サポートアビリティ」を新システムとして実装。「ジタン」、「ガーネット」、「ビビ」、「スタイナー」に魔⽯⼒を使⽤してサポートアビリティを装備することで、キャラクターに様々な能⼒を付与できる。


▲サポートアビリティは、主にステータスを上昇させるものなど、バトルをより有利に進められるものとなっている。

また、特殊装備やアイテムは「合成屋」で組み合わせて新たな特殊装備を制作することが可能。「合成屋」は特定の街やダンジョンに登場し、合成を⾏うことができる。



フィールドでは、チョコボに乗ることも可能。パーティ編成によって、ジタンかアルドが表示される仕様となっているようだ。


▲アルドがパーティに編成されている場面ではアルドが、それ以外のケースならジタンがチョコボに乗る。

ストーリーやバトル以外の部分では、『FFIX』でも人気だった「ここほれ︕チョコボ」や「モグネット」といった要素も再現。

「ここほれ︕チョコボ」は、チョコボに乗って地⾯をつつき、お宝を⾒つけるミニゲーム。お宝の場所はチョコボの鳴き声がヒントとなっており、制限時間内に多くのお宝を掘り出すことが目的となる。


▲お宝に近づくほどチョコボが大きく反応する。見つかるお宝の中には、何やら謎の模様の⽯板が⾒つかることもあるようだ……。

一方、「モグネット」はさまざまな場所にいるモーグリのもとへ手紙を配達することでモーグリたちの⼿紙を読むことができるという機能。依頼は各地のモーグリから受けられるようになっている。




もちろん、『ファイナルファンタジー』シリーズを代表する召喚獣・バハムートや、舞台で使用されるダメージを与えない演出重視の派手な魔法なども登場する。




あらゆる面で『FFIX』の世界を忠実に再現した本コラボは、原作ファンも納得の圧倒的な没入感をプレイヤーに提供している。『アナザーエデン』ユーザーはもちろん、『FFIX』ファンも必見の内容となっているので、気になった方はこれを機にぜひプレイしてほしい。

そのほか、本コラボを記念したキャンペーンや出逢いについての情報は先んじて以下の記事にてお伝えしている。

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(取材・文 編集部:山岡広樹)



 


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※本記事にて使用されている画像は開発中の画面です。

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会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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株式会社WFS
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会社情報

会社名
株式会社WFS
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 柳原 陽太
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