エイチアイ<3846>は、2月14日、スロバキアでナビゲーションアプリの開発を行うシジク社(Sygic, a.s.)とライセンス契約を締結し、同社の“Sygic Aura”向けにソフトウェア3D描画エンジン「マスコットカプセル レンダリオン」を提供する、と発表した。
レンダリオンは、従来、3Dグラフィックスアクセラレータ(GPU)で行っていた描画を、CPUだけで実現するソフト。“OpenGL ES 1.1”に完全準拠し、家電や携帯電話などGPUを搭載していない環境でも国際標準対応を低コストで実現可能。さらにAndroid、Linux、Windows MobileなどのさまざまなOSに対応し、搭載デバイスに合わせたカスタマイズも柔軟に対応できるという。
今回、レンダリオンを搭載する“Sygic Aura”は、GPSナビゲーションソフト。スマートフォンやモバイル端末向けに設計、開発、販売されており、iOS、Android、Windows Mobile、Symbian、Maemo、Windows CE、Windows Vista、Windows XP、LinuxなどのあらゆるOSに対応しているとのこと。
今後、レンダリオンを採用したSygic Aura 3Dナビゲーションアプリが、AndroidマーケットやApp Storeなどで販売される。同時に両社は、レンダリオンとSygic Auraのマーケティング拡大で協力する共同協約(MOU)も締結した、としている。