
12月9日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比73円16銭高の5万0655円10銭でこの日の取引を終えた。米国連邦公開市場委員会(FOMC)を開催祭を控えて様子見ムードが強く、積極的な売買が限定的だった。前日終値付近を挟んで一進一退の動きとなった。
【主要指数】
・日経225: 50,655.10(+73.16)
・TOPIX: 3,384.92(+0.61)
・ドル/円: 156.12(+0.21)
・ダウ: 47,739.32(-215.67)
・ナスダック: 23,545.90(-32.22)
・SOX: 7,375.22(+80.38)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は25銘柄(26%)、下落は64銘柄(66%)、変わらずは8銘柄(8%)で、売り優勢だった。手がかり材料に乏しく手詰まりムードから一部の個別材料株に短期資金が向かったようだ。
このなかで注目を集めたのがKLab<3656>だ。連日の年初来高値更新となった。アラブ首長国連邦の投資会社UCIやSun Asterisk、シックスセンツ、JTフィナンシャルを割当先とする第三者割当増資などで51億円の資金調達を行うと発表したことが材料視された。

11月の月次売上高を好感してテイツー<7610>が4日続伸。11月の月次売上高は前年同月比34%増と大幅な伸びとなった。新品ゲームを中心にトレカやホビーが販売好調で、年末年始の商戦に向けて期待を集めた格好だ。

他方、イオレ<2334>が大幅安となったほか、直近で買われていたサンリオ<8136>も利益確定の売りに押されて値下がり率上位に入った。enish<3667>、IGポート<3791>もさえない。

大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>が高く、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が安い。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が高く、イマジニア<4644>が変わらず、ユークス<4334>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、モバイルファクトリー<3912>が高く、MIXI<2121>、DeNA<2432>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、エディア<3935>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。