東宝、『呪術廻戦』国内だけで興収18.5億円&観客動員数124万人突破…全世界では57億円とグローバルで躍進

東宝<9602>は、『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』の好調な興行成績について、公開から1か月を経て国内外で目覚ましい成果を上げている。国内においては、公開から12月7日までの31日間で観客動員数124万人を記録し、興行収入は18億5000万円を突破した。

さらに、海外市場における躍進も顕著だ。12月5日から北米での大規模公開がスタートし、わずか3日間(12月7日まで)で興行収入1000万ドル(約14億円)以上という驚異的な数字を達成し、北米週末興行収入ランキングで初登場4位にランクインした。

この北米の成績を日本国内の興収と合わせると、全世界興収は12月8日までの累計で57億円を突破している(※1米ドル=140円換算)。国内だけでなく、世界中でその勢いは「止まらない状況」であり、本コンテンツのグローバルな影響力を改めて証明している。

 

■韓国でのプロモーションとファンとの交流

グローバル展開の一環として、韓国市場での熱狂も続いている。12月7日には、韓国・ソウルで同劇場版の韓国公開を記念したスペシャル舞台挨拶が実施した。虎杖悠仁役の榎木淳弥さんが登壇し、約700席規模のIMAXスクリーンを含めた合計8回の舞台挨拶に、3,000名を超えるファンが集結した。

榎木さんはファンに向けて、「韓国でも『呪術廻戦』がこんなに愛されていることが実感できて本当にうれしい」と感謝を伝えた。また、劇場版の注目ポイントとして新キャラクターの直哉を挙げ、日本ではキャラクター性に圧倒したファンが多かったことに触れ、「韓国でも同じく魅力を感じる方が多いのか気になる」とコメントした。

さらに、虎杖を演じる上での難しさについて、「『渋谷事変』のパートでは真人に攻撃されるシーンが多く、苦しい感情を生み出すために、収録中に地面をけったりしながら挑んだ」という、プロフェッショナルな姿勢がうかがえる裏話を共有した。

 

■今後の展開:アニメ第3期とイベント情報

ファンに向けて、東宝は今後数年間にわたる強力なコンテンツ展開を発表する。まず、待望のTVアニメ第3期「死滅回游 前編」は、2026年1月8日より毎週木曜深夜0時26分からMBS/TBS系28局の「スーパーアニメイズム TURBO」枠で全国同時放送が開始される。

劇場公開作品としては、2025年5月に『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』が、そして同年10月17日からは『劇場版 呪術廻戦 0』の復活上映が予定されている。

また、映像コンテンツに留まらず、芥見下々氏の『呪術廻戦』展が、2025年7月12日から9月28日まで福岡市博物館で開催される。さらに、2026年には仙台会場、名古屋会場での追加巡回展も決定しており、ファンとの多角的な接点を創出し続ける計画だ。

 

Ⓒ芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

東宝株式会社
https://www.toho.co.jp/

会社情報

会社名
東宝株式会社
設立
1932年8月
代表者
取締役会長 島谷 能成 / 取締役社長 松岡 宏泰
決算期
2月
直近業績
営業収入3131億7100万円、営業利益646億8400万円、経常利益644億5500万円、最終利益433億5700万円(2025年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9602
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