
City From Naughtは、2025年12月10日、PC向けタイトル『Brave New Wonders』を全世界で“完全”公開した。同社は、GoogleやSuper.com出身の開発者らで構成され、長年のAI経験を活かしてこの次世代型工場自動化ストラテジーシミュレーションゲームを制作した。デモ版はSteamページにてダウンロード可能で、チュートリアルを通じて自動人形(オートマトン)との操作や、探査、建設、採掘といったゲームの基本要素を4~8時間(平均)かけて体験できる。
本作は、工場自動化、探査、ディープな戦略、最先端のAI技術を融合させた、ポスト・アポカリプス世界が舞台のシミュレーションゲームである。
地球崩壊から数千年後の世界、プレイヤーは果てしなく広がる大洋と、古代の高層ビルの廃墟が点在する島々で目覚めることになる。ここでは、スチームパンクとアジアの美学が融合した、ヴィクトリア朝レベルのテクノロジーを持つ新たな文明が築かれていた。
プレイヤーはチーフ・パイオニアとして、反重力特性を持つ謎の鉱物「レビタニウム」によって浮遊する大地を探査し、蒸気力とレビタニウムを用いて失われた技術を再構築し、都市のニーズを満たしていく。また、敵対的な「旧世界」の機械と対峙し、忘れ去られた歴史を解き明かす必要もある。
特徴的なのは、住民である自動人形たちを、複雑なメニューや手順を覚えることなく、自然言語の指示(平易なテキスト)で自在に操作できる点だ。これにより、工場建設、生産ラインの自動化、そして驚異的な巨大構造物(ワンダー)の建設まで、AIが無限の可能性を提供する。
開発チームは「『Brave New Wonders』では、プレイヤーが自然言語でコマンドできるAI自動人形を導入することで、熱心なプレイヤー層にアピールしたいと考えている。AIは生産ラインの最適化に無限の可能性をもたらし、創造的で効率的な戦略をとるプレイヤーに報いる」とコメントしている。
プレイヤーの拠点は、手作業中心の初期段階から、AIによる自動人形が稼働する洗練された同期生産ネットワークへと進化する。技術ツリーは固定されておらず、探査、発見、遺物の収集によって非線形に展開する。
世界には危険も潜んでおり、失われた時代の古代の金属機械が、最後の命令を実行するために、いまだに陸と空を徘徊し、すべての侵入者から施設を防衛している。









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