KRAFTON、25年12月期決算は売上高3659億円、営業利益1160億円と増収増益…『PUBG: BATTLEGROUNDS』IPが成長

KRAFTONは、2025年通期の連結決算(K-IFRS)を発表し、売上高は3,659億円(3兆3266億ウォン)、営業利益は1160億円(1兆0544億ウォン)と増収増益だったと発表した。前年同期比での年間売上高は678億円(6168億ウォン)増となり、KRAFTON史上初めて売上高が3兆円(3000億円相当)の大台を超えた。また、年間営業利益も1100億円(1兆ウォン)を超えた。

 

■2025年年度の主要業績ハイライト

事業部門別年間売上高は、PCが1303億円(1兆1846億ウォン)、モバイルが1915億円(1兆7407億ウォン)、コンソールが47億円(428億ウォン)、その他の分野が394億円(3585億ウォン)を記録した。

PCプラットフォームでは、『PUBG: BATTLEGROUNDS』IPが前年比16%成長し、過去最高の年間売上を記録した。世界的に著名なアーティストや高級ブランドとの大型コラボレーションや多様なゲームモードの追加により、ユーザーエンゲージメントとトラフィックが増加した。特に11月の高級自動車メーカー「ポルシェ」とのコラボレーションでは、PUBG史上最も高い成果を上げた。また、『inZOI』と『MIMESIS』はそれぞれ3月と10月の発売以降、グローバルでの販売本数が100万本を突破し、売上成長に貢献した。この結果、第4四半期のPC売上は316億円(2874億ウォン)となり、前年期比24%増となった。

モバイルプラットフォームでは、『PUBG MOBILE』が新テーマモード及びUGCアップデート「World of Wonder」を通じてコアファン層を拡大し成長を継続した。さらに、PC版及びコンソール版とのクロスプラットフォーム連携も成長を後押しし、"PUBG: BATTLEGROUNDS IP"全体の好循環を形成した。インド向けタイトル『BATTLEGROUNDS MOBILE INDIA』(『BGMI』)も、インド限定スキンやプレミアムアイテム、現地ブランドとの戦略的提携を通じて国民的なゲームとしての地位を確立した。また2024年比での有料ユーザー数は『PUBG MOBILE』が5%増、『BGMI』が27%増となった。

その他の売上高は前年比で963%増となり、「ADKグループ」(「ADK」)及び「Neptune」(韓国)の連結業績も含めている。

 

■第4四半期業績

2025年度第4四半期の売上高は、1012億円(9197億ウォン)を記録した。KRAFTONの新本社を韓国・聖水(ソンス)に移転する計画に伴い、今後4年間を対象とする労働福祉基金への一時費用90億円(816億ウォン)を計上した結果、同四半期の営業利益は2億6000万円(24億ウォン)となった。

 

■2026年の事業戦略

KRAFTONは、コアとなるゲーム事業を基盤に、長期PLC(プロダクトライフサイクル)を持つフランチャイズIPの拡大と、将来志向のAIイノベーションのリードに焦点を当てた戦略的ビジョンを柱としている。

"PUBG"のIPフランチャイズは、強力なトラフィックと堅調なライブサービス運営に支えられ、今後も二桁成長を続けていく。PC及びコンソールでは世界的に有名なIPとのコラボレーションを通じて文化的要素を取り入れた体験を提供し、共有コンテンツを通じてフランチャイズ全体のシナジーを生み出す。同時に、『PUBG: BATTLEGROUNDS』はUnreal Engine 5へのアップグレード、ゲームモードの拡張、UGCアップデートを通じて"PUBG2.0"ゲームプレイプラットフォームとして進化していく。また、"PUBG: BATTLEGROUNDS IP"を基にした新作を通じて、より広い世代や地域をターゲットにジャンルやプラットフォームの多様化を続けていく。主なプロジェクトには、抽出シューターの『PUBG: Black Budget』、トップダウン型のタクティカルシューター『PUBG: BLINDSPOT』、そしてコンソール向けバトルロイヤル『Valor』がある。

中長期戦略のもと、ビッグフランチャイズIPに焦点を当て、KRAFTONはタイトルを長期的なPLCフランチャイズへと拡大することにリソースを集中させていく。『inZOI』、『Last Epoch』、『MIMESIS』は、ゲームの品質向上とLiveサービスの強化、多様なコンテンツ提供を通じてジャンルをリードするIPを目指していく。

 

■M&A及び開発パイプライン2026年の事業戦略

新たなビッグフランチャイズIPを確保するため、KRAFTONは即時の財務パフォーマンスを目指す大規模なM&A機会を模索すると共に、成長可能性の高いIPを対象とした中小規模M&Aも追求する。KRAFTONはまた、リリース間近のプロジェクトや開発能力が実証したチームへの戦略的出資及びセカンドパーティーパブリッシング(2PP)を推進していく。

ファーストパーティ制作に関しては、KRAFTONは新たに採用したクリエイティブリーダーシップとエリートの小規模チームの支援を受けた15の新プロジェクトを開発中。

KRAFTONは、学習型のスケープアップ型アプローチを通じて開発パイプラインをさらに拡大する計画。この戦略に沿って、『Subnautica 2』、『Palworld Mobile(パルワールドモバイル)』、『Dinkum Together』、『NO LAW』等の新作タイトルが発売準備を進めており、KRAFTNは幅広いジャンルやプラットフォームでIPラインナップを強化していく。

 

■AI戦略と新規事業

KRAFTONはゲーム事業で蓄積した専門知識と資産を事業範囲の拡大に活用し、基本的な競争力を高めていく。また、「AI for Games」戦略のもと、AIを活用した新しいゲーム体験と制作効率向上を追求する。中長期的には、「Game for AI」戦略に基づき、物理AI等新たなフロンティアへの挑戦を検討し、ゲームにおける能力と技術をさらに発展させていく。

同時に、KRAFTONはゲームとのシナジーを活かした新規事業にも注力する。「ADK」を通じて、ゲームとアニメの連携によるIP価値最大化、日本市場でのマーケティング効率の向上を目指している。「Neptune」は広告技術を活用してKRAFTONのインドでの影響力を拡大し、BGMI等の主要タイトルからのトラフィックを活用してインドに焦点を当てた広告ビジネスの機会を展開する。

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