【人事】マイクロソフト、アシャ・シャルマ氏がゲーミング部門の最高経営責任者に就任 マット・ブーティ氏が最高コンテンツ責任者に昇格

マイクロソフトは、ゲーミング部門の新たな役員人事を発表した。マイクロソフト ゲーミング部門の責任者であったフィル・スペンサー氏の退任に伴い、アシャ・シャルマ氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、マット・ブーティ氏が最高コンテンツ責任者(CCO)に昇格する新体制となる。同社は新体制のもと、ゲームコンテンツとプラットフォーム戦略の強化を通じて、ゲーミング事業の次なる成長時代を牽引する構えだ。

サティア・ナデラ会長兼CEOの公式ブログによると、新CEOのアシャ・シャルマ氏は、過去にInstacartの最高執行責任者(COO)やMetaのヴァイスプレジデントなどを歴任し、プラットフォームの構築と拡大、ビジネスモデルの長期的な価値への整合、グローバル規模での運営に関する深い経験を持つ。同氏はナデラ氏直属となり、ゲーミング事業を次の成長時代へと導く。ナデラ氏は、「アシャとマットは、当社のプラットフォームの革新とコンテンツパイプラインを前進させるために、消費者向け製品のリーダーシップとゲーミングの深さという適切な組み合わせを持っている」と述べている。

マット・ブーティ氏は、エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント兼CCOに昇格し、シャルマ氏の直属となる。ブーティ氏はゲームとその制作者への生涯にわたるコミットメントを反映するキャリアを持ち、彼のリーダーシップのもと、ゲーミング部門はXbox、Bethesda、Activision Blizzard、Kingの約40のスタジオに拡大し、『Halo』、『The Elder Scrolls』、『Call of Duty』、『World of Warcraft』、『Diablo』、『Candy Crush』、『Fallout』などの人気フランチャイズを擁している。

長期にわたりゲーミング部門を率いたフィル・スペンサー氏は、同社から退任する。ナデラ氏は、スペンサー氏が38年間の在籍期間中にPC、モバイル、クラウドへのリーチを拡大し、事業規模を約3倍に拡大したこと、Activision Blizzard、ZeniMax、Minecraftの買収を通じて戦略を形成し、スタジオとプラットフォーム全体の文化を強化したことに感謝の意を示した。スペンサー氏は今夏までアドバイザリーの役割を続け、円滑な引き継ぎをサポートするとしている。スペンサー氏は、「壮大な道のりであり、真に一生涯の特権でした」と語っている。

新CEOのシャルマ氏は、チームへのメッセージで「謙虚さと緊急性」を同時に感じていると述べ、ゲーミングの急速な変化に対応する必要性を強調した。同氏は、今後の3つのコミットメントを掲げた。第一に「素晴らしいゲーム」、第二に「『Xbox』の回帰」、第三に「プレイの未来」である。「素晴らしいゲーム」の実現に向けては、スタジオを強化し、象徴的なフランチャイズに投資し、大胆な新しいアイデアを支援する。「『Xbox』の回帰」では、過去25年間投資してきたコアな『Xbox』ファンとプレイヤーに再コミットし、コンソールを起点としながらもPC、モバイル、クラウド全体でシームレスな体験を目指す。「プレイの未来」では、新たなビジネスモデルとプレイ方法を発明するが、短期的な効率性を追求したり、「魂のないAIの残骸」でエコシステムを溢れさせたりすることはしないとし、「ゲームは常に人間が作り出すアートであり続ける」と強調した。

また、シャルマ氏とともにプラットフォーム戦略を担ってきたサラ・ボンド氏が、新たな章を始めるためにマイクロソフトを去ることも発表された。ブーティ氏は、自身の焦点は現場のチームとリーダーのサポートであり、スタジオに対する組織変更は一切ないことを明言している。

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