【エンターブレイン調査】ソーシャルゲームユーザーの83%がスマホに移行しても遊ぶ

エンターブレインは、国内のソーシャルゲームユーザーを対象に実施したサービス利用実態調査の結果を発表し、フィーチャフォンからスマートフォンに移行しても、ソーシャルゲームを継続して利用したいと答えたユーザーが83.3%になったことを明らかにした。ソーシャルゲームユーザーのスマートフォン保有率は現状3割程度だが、フィーチャーフォン利用者の半数(54.4%)が、今後スマートフォンを「持ちたい」と答えてたという。       別の調査では、スマートフォンでソーシャルゲームを遊んでいるユーザーの3人に1人が、スマートフォンにしてからソーシャルゲームを始めたと答えており、今後、スマートフォンの普及が進むにつれ、ソーシャルゲームはさらに新規ユーザーを獲得していくと考えられる、としている。 フィーチャフォンからスマートフォンに乗り換えたソーシャルゲームのユーザーが継続しても遊ぶかどうかが業界内でも度々話題になったが、今回の調査結果はそうした議論に一定の決着を付けるものになりそうである。 このほか、ソーシャルゲームユーザーの課金経験については、37%が課金経験があり、そのうち半数以上の19.9%以上が現在も課金継続中であると回答したとのこと。     ソーシャルゲームの市場規模については、昨対比4.4倍の1120億円と大きく伸び、オンラインゲーム市場全体の3割を占めるまでに成長。ソーシャルゲーム市場を除いたその他のオンラインゲーム市場は、2009年の2077億円から2010年の2082億円とほぼ横ばい成長のため、ソーシャルゲームがオンラインゲーム市場規模増加の主要因になったと指摘している。     なお、この調査は、同社が発売を開始した『ソーシャルゲームユーザー白書 2011』の一部。ソーシャルゲーム市場の現状やユーザーの基本属性といった業界全体を把握できるものから、ユーザーの課金状況、利用時間、利用経験タイトルまで、最新のソーシャルゲーム利用動向を詳細に調査・分析されている。価格は通常版が6万3000円、フリーアンサーセット版が8万4000円(いずれも税込)で、エンターブレインの運営するECサイトから購入することができる。   ■関連サイト エンターブレインマーケティング情報サイト「fsm.net」