
タカラトミーアーツは、2026年4月2日、アミューズメントゲーム『おねがいアイプリ』『アイプリバース おねがい1だん』の世界を体験できる専門スポット「アイプリバズリウムパーク」をオープンした。今回はメディア向けに実施された内覧会の模様をレポートする。
会場となるのは池袋のGiGO総本店3階フロア。約25坪の空間に、“アイプリの世界が最高に楽しめちゃう"をコンセプトとした体験型エリアが展開されている。
■ファミリーと女性ファンを見据えた池袋という立地
本施設は、単なるゲームコーナーではなく「アイプリの聖地」を目指して企画されたものだ。
タカラトミーアーツは、「アイプリ」立ち上げ初期に展開した「バズリウムトラック」を起点に、約2年で大きなヒットへと成長した流れを振り返りつつ、「ファミリー層が楽しめる場を作りたい」という思いを強調。その文脈で選ばれたのが池袋である。
池袋は、サンシャインシティをはじめとする商業施設が集まり、親子連れでも訪れやすい街であることに加えて、女性ファンやティーン層との親和性も高い場所にある。秋葉原や中野などとは異なる文脈での“新たな聖地化"を狙った立地選定といえる。
■最大級規模の筐体設置と“待たせない設計"
施設内には『おねがいアイプリ』18台、『アイプリバース』8台を設置している。国内でもトップクラスの台数を誇る構成となっている。
関係者によると、アミューズメント施設における常設型の展開としては最大級の規模になる可能性が高いという。待ち時間を極力減らし、「並ばずに遊べる環境」を実現している点も大きな特徴だ。
また、運営するGENDA GiGO Entertainmentにとっても本シリーズは大ヒット筐体であり、本施設はフラッグシップ的な位置付けとして展開されている印象を受けた。


■世界観を体現する空間演出と限定展示
エントランスでは、キャラクター「いのり」と「あおい」のスタチューが来場者を出迎える。これらの実像は現時点で世界に1体ずつしか存在しない貴重な展示とのことで、遠方からの来訪動機にもなりそうだ。
施設全体の装飾も非常に華やかで、単にゲームをプレイするだけでなく、「作品の中に入り込む」体験を重視した空間設計が印象的だった。

■等身大キャラクターと歩く「アイプリランウェイ」
本施設の目玉コンテンツが「アイプリランウェイ」だ。縦2m×横5mの巨大モニターに、プレイヤーのアイプリが等身大で登場する体験型コンテンツとなっている。カード裏面の二次元コードを読み込むことでキャラクターが出現し、来場者はそのキャラクターと並んでランウェイを歩いたり、記念撮影を行ったりすることができる。
内覧会では実演も行われ、音楽に合わせてキャラクターが登場。実際に「おねがいアイプリ部」のメンバーが画面の前を歩く様子を披露した。開発側は「思い出として残る体験の場にしたい」と語っており、プレイと体験を横断した設計がなされている。



■“新弾"連動でリピートを促す設計
『アイプリ』シリーズは約2カ月ごとに新弾へと更新されるが、「アイプリランウェイ」はそのカード情報と連動している。新しいカードを入手すれば、それに応じたキャラクター演出を楽しめるため、「新カードを手に入れたらまた試したくなる」という動機が自然に生まれる。単発の体験で終わらせない、継続来場を意識した設計が随所に見て取れる。

■初心者でも安心のサポート体制
土日祝日には、「バズリウムはっぴ」を着用した専任スタッフが登場し、ゲームの遊び方をレクチャーする。初めて触れる子どもでも安心して楽しめる環境が整えられている。
さらに、中学生以下の来場者にはステッカーをプレゼントするなど、ファミリー層への配慮も行き届いている。


■体験拠点としての進化——“場所"が広げるIPの可能性
プリティーシリーズは、これまでにもリアルイベント展開を積極的に行ってきたが、本施設はその延長線上にある“常設型の体験拠点"といえる。
遊ぶ、見る、撮るといった体験を一体化し、さらに継続的な来場動機まで設計された「アイプリバズリウムパーク」。池袋という立地とあわせて、シリーズの熱量を集約する“聖地"としての役割を担っていくことになりそうだ。
今後、この拠点がどのようにファンを引き寄せ、IPの成長に寄与していくのか注目される。

▲物販コーナーも併設されている。

▲プレゼントキャンペーンの情報も
©T-ARTS/syn Sophia/OAP PROJECT
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミーアーツ
- 設立
- 1988年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 歳久
- 決算期
- 3月




