Roblox、プレイ環境拡充やAIツール導入、クリエイター向け金融機能の提供など「Roblox Developers Conference」で発表

Robloxは、9月11日、クリエイターコミュニティを対象とした第12回「Roblox Developers Conference (RDC)」を開催し、プレイ環境の拡充やAIツールの導入、クリエイター向け金融機能『Roblox Wallet』の提供など、プラットフォームの成長に向けた最新イノベーションを発表した。

世界180以上の国と地域から集まるプレイヤーが『Roblox』上で過ごした総時間数は、前四半期のみで290億時間にのぼる。同社はプレイヤーのエンゲージメント向上に向け、複数の新機能を投入する。

新概念の『Roblox Everywhere』は、クリエイターがモバイル、PC、コンソール上で自作ゲームを単独アプリとして展開可能にするオプションである。年内にはアプリのインストールを介さず、Chromeなどのウェブブラウザから直接ゲームに参加できる環境を整える。また、通信環境のない飛行機内などでのプレイを可能にするオフラインモードも実装する。

さらに、正投影カメラやスプライトシートのインポート機能を追加し、2Dゲームやパズルゲームへの対応能力を高める。画面のぼかし効果やテキストシャドウといったUI機能の改善に加え、ターン制マルチプレイゲームを支える新通知システムを導入する。コミュニケーション面では、ゲーム間を移動しても維持する「フレンド」チャットタブや、タイピングを不要にする音声入力機能を公開する。

同社はクラウドOS基盤の上にAI制作レイヤーを構築した。テキストプロンプトでゲームの作成・公開を行う『Roblox』アプリ内の『Build』タブは、セルビアとシンガポールへパブリックアルファ版の提供エリアを拡大した。先行提供したニュージーランドでは、同機能を用いて約9,000のゲームを公開しており、利用者の71%が『Roblox Studio』の未経験者である。

今年後半には、テキストプロンプトや参考画像からシーンのレイアウトを自動生成する『Scene Generator』を導入する。また、今年末までに開発者の代わりにゲームのプレイテストを実行するNPC機能など、2つの新たな行動パターンを追加する。

2013年の『DevEx』プログラム開始以来、クリエイターが得た累積収益は50億ドルを超え、直近12ヶ月間における収益は約17億ドルに達する。

さらにクリエイターの事業成長を支援するため、米国の18歳以上の対象者向けに今年後半から金融口座『Roblox Wallet』を提供する。クリエイターは法定通貨で直接収益を受け取ることが可能となり、毎営業日の自動入金や外部口座への資金移動、詳細な収益分析機能を利用できる。来年にはグローバル展開を実施し、決済機能を持つ『Roblox Card』の提供も開始する。

ゲームの発見性向上に向けては、動画視聴から即座にプレイへ移行できる『Moments』タブを米国で本格導入した。ランキングシステムにおいては、従来のリリース初週中心の評価から28日間以上の長期的な視点での評価へとシフトし、プラットフォームへの新規プレイヤー流入を促す「直接的な成長」指標のテストを行う。

 

【PR】ゲーム業界の非公開・独占求人も掲載中