ボルテージ<3639>のソーシャルゲームが好調のようだ。2010年11月より配信を開始した「ダーリンは芸能人 for GREE」は、2010年12月に早くも月商1億円を突破した。さらにそのほかのタイトルも順調に伸びており、「GREE」で配信中のソーシャルアプリの登録会員数は2010年12月に300万人を突破している。
ソーシャルアプリの好調もあり、四半期ごとでの業績拡大ペースも加速している。2010年10-12月期の売上高は16億2900万円(前四半期比30.7%増)となり、7-9月期の12億4600万円(前四半期比18.9%増)から伸び率が拡大した。 営業利益についても同様に、10-12月期は2億4300万円(同85.4%増)となり、7-9月期の1億3100万円(同48.8%増)から急拡大している。
6月通期は、売上高62億7000万円(前期比41.3%増)、経常利益7億4700万円(同37.4%増)、当期純利益4億2700万円(同30.0%増)を見込んでいる。
ボルテージでは、下期以降も引き続きソーシャルアプリを中心に拡大を目指す。新規4本のソーシャルアプリの投入を計画している。これまで配信するプラットフォームも「GREE」だけだったが、「モバゲータウン」でも展開するほか、アプリのターゲット層を30歳前後に定めたタイトルも投入する。1月には、「Love&Job! オトナの事情」の配信を開始した。
注目すべき取り組みとして、スマートフォン向けのアプリゲームの海外版の準備も行っているとのこと。2月15日、WeMade Onlineが韓国で大ヒットした女性向け恋愛ゲームを日本でもリリースすると発表した。女性向け恋愛ゲームに関しては少なくとも日本と韓国の間では、それほど嗜好に差はないのだろうか。配信地域や言語なども注目したい。
詳細を知りたい方は決算説明会資料を参照してほしい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639