IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、2011年11月のSIer・NIerの採用動向について、募集をストップしていた大手SIerが数十名規模で採用を再開したこともあり、好調が続いている、と発表した。
前月と同様、WEBアプリケーションエンジニアのニーズが高く、「スマートフォンアプリ開発」や「ECシステム構築」「ソーシャルメディアのアプリケーション開発」といったプロジェクトへのアサインが増加。
NIerは、求人数こそ前月と同数で推移したものの、スマートフォン利用者の増加に伴い、通信系の運用担当者やWEBサイトのインフラ系の運用担当者などの求人が出始めているという。
SIerからの転職希望者の傾向として、SIerからSIerへの転職を希望する方は著しく減少する半面、自社製品・自社サービスを有する企業や事業会社での社内SEを希望する求職者が大幅に増加しているとのこと。こうしたケースでは、中堅から大手へ、SEからPM候補へといったキャリアアップを伴う転職も可能のようだ。
今後の見通しについて、ワークポートでは、SIerからの転職者に関してはITコンサルティングファームも採用を積極化しており、転職成功事例も多く見られるようになったと指摘している。特に金融系のプロジェクト経験者は優遇される傾向にあり、今後も期待ができそうだとの見方を示した。
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