2月13日に発表された主要なゲーム・ネット関連企業の業績ダイジェストは以下のとおり。
楽天<4755>の2011年12月期の連結
売上高3799億円（前年同期比9.8％増）、営業利益713億円（同11.9％増）、経常利益688億円（同10.5％増）、当期純損益11億円の赤字（前年同期349億円の黒字）だった。
は主力のECサイト「楽天市場」の販売が好調に推移したものの、クレジットカード事業の再編に伴う事業再編損840億円を計上したことが響いた。スマートフォンでの取引も拡大した。楽天市場のみの流通総額も初めて1兆円の大台を突破した。
2012年12月期の予想は非開示。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の2011年12月期の連結
売上高96億円（前期比4.0％増）、営業利益11億円（同36.2％減）、経常利益15億円（同37.0％減）、当期純利益16億円（同14.4％減）だった。
主力のオンライゲーム事業が減益となったほか、モバイルコンシューマ事業もスマートフォン関連費用が先行し営業損失となったことが影響した。
2012年12月期の予想は非開示。
ガイアホールディングス<3727>の2011年12月期の通期連結
売上高105億0200万円（前期比11.2％増）、営業利益4億1600万円（同97.2％増）、経常利益3億8400万円（同135.6％増）、当期純利益5億1000万円（同53.2％増）だった。
主力のAndroidやフィーチャフォン向け「JBlend」が伸びたことに加え、すでに出荷中の「emblend」の販売が拡大したことが主な要因だった。
2012年12月期は、売上高110億円（前期比4.7％増）、営業利益5億円（同20.2％増）、経常利益4億1800万円（同8.9％増）、当期純利益1億1600万円（同77.3％減）を見込む。
アキナジスタ<2495>の第3四半期累計（4-12月期）
売上高5億2000万円（前年同期比25.8％減）と減収だったものの、営業損益4100万円の赤字（前年同期7500万円の赤字）、経常損益3900万円の赤字（同8500万円の赤字）、四半期純損益3900万円の赤字（同9200万円の赤字）だった。
同社では、広告代理事業における需要の減少、自社メディア事業における不採算事業の撤退などが減収の要因だったものの、『MAIST for Smartphone』を含むアドネットワークの損益改善や自社メディア事業の損失減少が寄与した。
2012年3月期は、売上高7億円（前期比23.8％減）、営業損益5000万円の赤字（前期9500万円の赤字）、経常損益5000万円の赤字（同1億0900万円の赤字）、当期純損益5000万円の赤字（同1億0300万円の赤字）を見込む。
比較.com<2477>、2012年6月期の連結業績予想を下方修正
売上高6億1300万円（前回予想8億4100万円）、営業損益5200万円の赤字（同5200万円の黒字）、経常損益5100万円の赤字（同5200万円の黒字）、当期純損益5500万円の赤字（同200万円の黒字）とした。
大手検索エンジンのシステム移行に対する対応が遅れたため、売上が計画を下回る予定。また採用計画については2012年6月末までに遅れを取り戻す予定。
fonfun<2323>の第3四半期（4-12月期）連結
売上高5億7600万円（前年同期比27.7％減）、営業利益5900万円（同11.3％増）、経常利益5200万円（同6.7％減）、四半期純利益1億1500万円（前年同期1億3000万円の赤字）だった。
主力の「リモートメール」のスマートフォン向けの販売を強化したものの、減収・減益となった。売り上げの伸び悩みに加え、顧客獲得のための費用が先行した。
2012年3月期は、売上高7億円（前期比31.0％減）、営業利益5900万円（同17.3％減）、経常利益5300万円（同28.5％減）、当期純利益1億0900万円（前期1億3400万円の赤字）を見込む。
クラウドゲート<2140>の2011年12月期の業績予想を修正
売上高4億1400万円（前回予想4億6000万円）、営業損益7100万円の赤字（同9600万円の赤字）、経常損益7400万円の赤字（同1億0100万円の赤字）、当期純損益1億8000万円の赤字（同1億0400万円の赤字）とした。
旧経営陣による不正な取引を解明するための調査費用と、訂正財務諸表の作成、その監査費用などの合計額4800万円を不正事件関連損失として、特別損失として計上したため。
