ngi group、第3四半期は自社広告商材の販売伸び経常益104%増を達成

DACによるTOBが発表されたngi group<2497>だが、業績は好調のようだ。本日(2月14日)、第3四半期累計(4-12月期)の連結を発表し、5%の減収となったものの、経常利益104%増を大幅な増益を達成したことが明らかになった。主力のインターネット広告事業で利益率の高い自社広告商材比率を高めたことで収益が大幅に伸びた。 会社側の発表した第3四半期決算は、売上高38億7600万円(前年同期比5.4%減)、営業利益3億6800万円(同62.9%増)、経常利益3億5300万円(同104.0%増)、四半期純利益3億5000万円(同162.5%増)だった。     セグメント別の状況は以下のとおり。 ■インターネット関連事業は、売上高31億6900万円(同3.9%減)、営業利益2億4300万円(同69.3%増)だった。自社広告商材比率を高める戦略によりセグメント売上高は減少したものの、営業利益率の向上と販管費削減効果が寄与した。 ■インベストメント&インキュベーション事業は、売上高7億0600万円(同8.0%減)、営業利益3億0100万円(同31.5%減)だった。広報支援・プレスリリース配信サービスやレンタルオフィス事業が順調に推移したものの、営業投資有価証券の売却を抑制したため、減収減益となった。   ■2012年3月期の見通し 2012年3月期は、売上高53億7000万円(前年同期比0.9%減)、営業利益5億3000万円(同70.2%増)、経常利益4億8000万円(同77.5%増)、当期純利益8億円(同339.8%増)を見込む。