ベクター、第1四半期は大幅減収減益となる見通し…不正アクセス問題の影響で

ベクター<2656>は、本日(5月18日)、第1四半期(4-6月期)の業績予想について、前年同四半期期に比べ、大幅な減収減益を見込まれると発表した。 同社によれば、前年同期は、新規大型タイトルが期首よりサービス開始されたために好調であった。それに対し、今期は、不正アクセス問題の影響で、クレジットカードなどの決済手段が一時的に利用できなくなっていることや、ソフトウェア販売事業での受託事業が一時的に停止していること、オンラインゲーム事業で新タイトルのサービス開始が第2四半期以降となり、第1四半期は費用の発生が先行するため、としている。 同社の発表した業績予想は、営業収益5億8000万円(前年同期10億4700万円)、営業損失9000万円(同9000万円の利益計上)、経常損失9000万円(同9300万円の利益計上)、四半期純損失1億1800万円(同5100万円の利益計上)だった。     なお、業績予想の開示方式についても、四半期決算発表時に、翌四半期累計期間の業績予想を開示する。従来は、決算発表時に翌期の第2四半期と通期の業績予想を開示していた。不正アクセスの影響が予想しづらいためで、翌期以降については未定。