京王ズ、第1四半期は経常益23%減-ソーシャルアプリは今後収益に寄与-震災の影響は判明次第開示

京王ズホールディングス<3731>が本日(3月14日)に発表した第1四半期(11-1月期)の連結業績は、売上高が前年同期比9.9%増の30億4800万円だった。 スマートフォンの効果もあり、携帯電話販売が順調に推移したことに加え、ソーシャルアプリや医療・介護事業などの新規事業が加わったことが主な要因。 先行投資として、スマートフォン関連の専門スタッフの増強や研修費、ソーシャルアプリ事業などへの新規事業への先行費用などが発生したため、経常利益は、同22.8%減の9000万円と減益となった。 一方、四半期純利益は同179.6%増の3億1200万円だった。2011年10月期より連結納税制度を採用し、連結納税対象子会社の繰延税金資産として約2億3600万円を計上したことによる。   ■2011年10月期の見通し 2011年10月通期は、売上高125億4000万円(前期比8.7%増)、経常利益4億5000万円(同12.1%増)、当期純利益5億6000万円(同10.4%増)を見込む。 主力の携帯電話販売については、人員増強や研修費などの先行投資を行ったため、収益性は低下しているものの、第2四半期以降に効果が出てくる、としている。またソーシャルアプリ事業については、新アプリの開発を進めており、今後の収益に寄与する見通し。 なお、「東北地方太平洋沖地震」の業績への影響については開示すべき事項が生じた場合に速やかに開示する、としている。