サイバーエージェント<4751>は、この日(7月26日)、第3四半期(10-6月期)の連結決算を発表し、売上高1019億円(前年同期比15.0%増加)、営業利益145億円(同34.3%増)、経常利益144億円(同35.7%増)、四半期純利益69億円(同24.0%増)だった。
ネットビジネス総合事業が減益となったものの、Ameba関連事業とソーシャルゲームを中心とするメディア関連事業がけん引したようだ。セグメント別の状況は以下のとおり。
■Ameba関連事業は、売上高188億円(同58.0%増)、営業利益49億円(同30.9%増)だった。アメーバピグなどの課金と広告収入が拡大した。Amebaの2012年6月のPV数は339億PV(前年同月比87億PV増)、会員数は2359万人(同714万人増加)だった。
■メディア関連事業は、売上高329億円(同27.5%増)、営業利益43億円(同130.7%増)だった。Cygamesやグレンジ、アプリボット、CyberXなどのソーシャルゲーム事業が拡大したことが主な要因だった。
■ネットビジネス総合事業は、売上高509億円(同0.4%増)、営業利益24億円(同21.2%減)だった。人員の異動や技術者の採用を強化するなど新規事業立ち上げに注力したため、費用が先行したようだ。
■FX事業は、売上高58億円(同6.9%増)、営業利益29億円(同35.8%増)だった。サイバーエージェントFXにおける外国為替証拠金取引の口座開設数や預り資産が堅調に増加した。
■投資育成事業は、売上高3億円(同48.3%増)、営業損益1億円の赤字(同0.77億円の赤字)だった。サイバーエージェント・ベンチャーズが保有株式を売却した。
■2012年9月期の見通し
2012年9月期は、売上高1300億円(前期比8.7%増)、営業利益170億円(同18.5%増)、経常利益167億円(同18.3%増)、当期純利益85億円(同16.1%増)を見込む。業績予想は従来どおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751