ミクシィ<2121>は、この日(8月3日)発表した第1四半期(4-6月期)の連結決算は、「mixiゲーム」などの課金収益が伸び、売上高35億3900万円(前年同期比18.5%増)、営業利益8億8900万円(同162.5%増)、経常利益8億7100万円(同212.2%増)、四半期純利益5億6200万円(同282.4%増)だった。
■「mixiゲーム」などの課金収益が伸びる
主力のソーシャルネット事業は、売上高32億8300万円(前年同期比18.6%増)、セグメント利益12億1600万円(同54.3%増)だった。スマートフォンアプリのタイトルが順調に増加し、課金ユーザーも堅調に推移したことにより、課金収益が前年同四半期比145.9%増となった。
その一方、広告については、スマートフォン広告では広告メニューの整備を進め、広告出稿社数も順調に拡大したものの、フィーチャーフォン広告が減少したことにより、前年同四半期比29.1%減となった。
業績が順調に回復しているが、気がかりなのは、ログインユーザー数だ。スマートフォンの6月のログインユーザー数は前年同月の328万人から788万人(同2.4倍)に大きく伸びたものの、全体では1527万人から1453万人に減少している(同4.8%減)。
Find Job!事業については、売上高2億3900万円(同9.5%増)、セグメント利益2億0500万円(同13.1%増)だった。Web業界の求人動向は回復傾向にあり、取引社数も堅調に推移した。
■中間業績予想を上方修正-通期予想は変わらず
第2四半期(4-9月期)の連結業績予想を上方修正し、売上高65億5000万円~67億5000万円(前回予想70億円~72億円)、営業利益12億円~13億円(8億5000万円~9億5000万円)、経常利益12億円~13億円(8億5000万円~9億5000万円)、四半期純利益7億5000万円~8億円(5億円~5億5000万円)とした。
同社では、売上高は、第1四半期においてほぼ予定通りの進捗でありましたが、第2四半期における課金事業の見込みを減額修正した。利益面については、第1四半期で事業スピード向上にむけた内製化等によりコストが減少した、としている。
通期予想については、売上高が145~155億円(前期比8.7~16.2%増)、営業利益が22~28億円(同0.3~27.6%増)、経常利益が22~28億円(同4.3~32.8%増)、当期純利益が13~16億5000万円(同73.4~120.1%増)で変更なし。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121