ACCESS<4813>が8月31日に発表した第2四半期(2~7月期)の連結決算は、売上高60億4300万円(前年同期比5.6%減)、営業利益11億2800万円(前年同期4億8200万円の赤字)、経常利益12億5200万円(同5億5300万円の赤字)、四半期純利益20億2900万円(同11億1600万円の赤字)だった(少し前の情報だが、月末対応で記事が書けなかったので、記録の意味でも書いておいた)。
同社では、Acacia Research Corporationの関係会社である米国Smartphone Technologiesとの間で、ACCESSが保有するスマートフォンに関する特許権のライセンス契約を締結しており、これに関連してライセンス収入が伸びたことが主な要因だった。
現在、電子書籍向け配信ソリューションやビューワなどに注力しており、これに関連した集計が寄与する見通し。電子書籍配信向けソリューションは、国内ではメディアファクトリーや講談社の電子書籍プラットフォームに採用されたほか、電子書籍ビューワは「BOOK☆WALKER」や「kobo Touch」標準ビューワエンジンとなっている。
携帯電話ブラウザ「NetFront」の企業というイメージが強いが、デジタル家電分野も伸びており、新規事業が着々と育っているようだ。
■2013年1月期の見通し
2013年1月期は、売上高110億円(前期比20.2%減)、営業利益11億5000万円(同313.3%増)、経常利益13億円(同438.9%増)、当期純利益18億円(前期43億1500万円の赤字)を見込む。業績予想の上方修正が行われており、売上高が10億円、営業利益が8億5000万円、経常利益が9億2000万円、当期純利益が10億5000万円増額された。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ACCESS
- 設立
- 1979年4月
- 代表者
- 代表取締役 大石 清恭
- 決算期
- 1月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4813