モーニングスターは、3月28日付けのレポートで、ミクシィ<2121>の投資判断について「中立」としている。
2011年3月期の第3四半期(10年10~12月)の連結業績は、売上高45.4億円(前年同期比32.9%増)、営業利益10.8億円(同54.5%増)だった。
SNS「mixi」の広告販売が好調だったほか、mixiアプリ課金もユーザーの利用増加に伴って増加したことが奏功。広告代理店に支払う手数料の増加を吸収した。第2四半期(10年7-9月)との比較でも売上高16.7%増、営業益2.1倍だった。
同時に、2011年3月通期の連結業績予想を修正し、売上高は従来予想の174億円から170億円に減額したが、営業利益は同27.7億円から32億円に増額した。アドプログラムの支払い条件を変更したことが主な要因だった。
モーニングスターでは、第2四半期までmixiアプリに関連するコストが先行する傾向が続いていたが、アドプログラムの支払い条件の変更で第3四半期の収益が改善したと評価しつつも、株価はPERの面から見て割安感に乏しいと判断した、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121