ジャフコの第2四半期は営業益85%増…IPO復調しキャピタルゲインが増加

ベンチャーキャピタル大手のジャフコ<8595>は、この日(10月19日)、第2四半期(4-9月期)の連結決算を発表し、売上高55億0800万円(前年同期比31.0%減)、営業利益5億6500万円(同85.3%増)、経常利益9億9800万円(同1.6%減)、四半期純利益7億8400万円(同84.2%減)だった。     同社では、国内外での新規上場企業数の増加の復調に伴い、キャピタルゲインが6億6200万円(前期1億4900万円の赤字)と回復したことで、営業利益は大きく伸びた。投資先の新規上場数は、前年同期は国内7社・海外1社の合計8社だったが、今期は国内8社・海外3社の合計11社に増えた。 経常利益は微減にとどまった。前年同期に計上された受取配当金が前期13億0800万円から4億7600万円に減ったため。これは前期に計上された野村土地建物株式の売却益が今期計上されなかったため、純利益は大幅に減少した。   ■2013年3月期の予想は非開示 2013年3月通期の見通しについては非開示としている。同社では、「国内・海外の株式市場並びに新規上場市場の影響を強く受け、収益水準の振幅が大きくなるため、業績予想を合理的に行うことは困難で」あるため、としている。