gumiは、10月24日、欧州初の拠点として、フランスのパリに開発子会社を設立する、と発表した。
今回設立する子会社は、制作スタジオとして機能を持つとともに、欧州全域での販売、地域のパートナー、制作会社、オンラインプラットフォームを運営する企業などとのネットワーク構築を行う。
同社は、現在、「GREE」を中心にモバイルソーシャルゲームを展開しているが、国内での展開と並行して、海外戦略として、すでに韓国とシンガポールに進出し、今後、欧州市場での事業拡大を目指しているという。
なお、今回設立するにあたって、対仏投資庁、パリ、イル・ド・フランス地域経済開発局、パリ市開発局らの支援があったとのこと。
対仏投資庁長官 ダヴィッド・アピア氏のコメント
「フランスにおけるモバイルゲームの人気は非常に高いうえ、5億人の消費者を抱える欧州市場の中心に位置しています。フランスの人口増加が活発であることも好ましい展望といえるでしょう。 またフランスは、発展が目覚しいスマートフォン向けソーシャルゲームの制作量で、アメリカに次いで世界第2位というゲーム大国です。さらにフランスでは、専門分野に特化した産業クラスターの存在、ビデオゲーム研究開発税額控除制度などの支援措置を行うなど、ゲームの開発や販売を行う企業を後押しする優れたビジネス環境を提供しています。」
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903