MUMSS、グリーの目標株価引き上げ－内製・サードパーティとも好調

三菱UFJモルガン・スタンレー証券（MUMSS）は、3月30日付けのレポートで、グリー<3632>の目標株価を1500円から1670円に引き上げた。レーティングは、「Outperform」の継続。 MUMSSでは、1～3月期の状況について取材を行い、内製や、サードパーティともにソーシャルゲームは好調を維持している模様と指摘している。サードパーティは、「ドラゴンコレクション」以外の月商1億円のタイトルが着実に増えているだけでなく、内製ゲーム「海賊王国コロンブス」のテコ入れにも成功しているとのこと。2月には「戦国キングダム」、4月中にも1～2本のリリースを予定しているとのこと。 また、スマートフォンへの対応については、トラフィックの増加とともに、マネタイズの状況にも注目しているという。フィーチャフォンからスマートフォンへのシフトはうまくやらないと、ARPU（Average Revenue Per User）を押し下げる要因になる可能性があるとしつつ、ユーザー課金の伸びと、KDDIとの協業「GREEマーケット（仮）」や、アトランティスのアドネットワークの収益化に期待しているようだ。 ただ、アプリ内広告の売上高予想を引き下げたため、2012年6月期と2013年6月期の業績予想を減額修正している。2012年6月期の営業利益予想を358億円から349億円に、2013年6月期を411億円から388億円とした。