『comm』新キャラクターCM発表会…美輪明宏さんも『comm』と「ぺんぎん人間」を絶賛

ディー・エヌ・エー(DeNa)<2432>は、この日(12月12日)、東京都渋谷区にあるDeNA本社で、無料通話アプリ『comm』の新キャラクターCM発表会を開催した。

同社は、「全スタンプ無料宣言。」と銘打ち、『comm』で使えるスタンプを無料で提供すると発表した。その詳細は関連記事を参照して欲しい。発表会ではまず、comm戦略室室長の山敷守氏が登壇し、スタンプ無料宣言を行った背景について説明した。

山敷氏は、「『comm』を全世界で使われるコミュニケーションインフラにするために、お金を気にせずコミュニケーションを楽しめるようにしたいと考えた」と説明した。そして、これまで無料通話や音声品質の高さを売りにしてきたが、スタンプ機能などもユーザーに訴求する要素にしたいとのこと。

 

 

提供されるスタンプは、2012年内に有名人や漫画、アニメなどのキャラクタースタンプをはじめ、1000種類以上提供する予定。『comm』のCMに出演した美輪明宏さんの公式サイトのキャラクター「ミワちゃま」のスタンプの配信を開始し、今月中には『comm』で人気のオリジナルキャラクター「ぺんぎん人間」スタンプのお正月編を配信する予定。来年1月には「仮面ライダー」のスタンプも提供する。今後、日本だけでなく、海外で制作したスタンプなども提供する。

 

 

ただし、音声品質についても、リリース後も継続的な改善を行なっていくことも明らかにした。すでに11月にはノイズリダクションの強化を行っており、これに続く12月下旬には、さらに音声品質の改善を行う予定。

 

 

また、新CMについては、オリジナルスタンプ「ぺんぎん人間」をモチーフとし、12月14日より放送する。同社では、これまで『comm』のCMについて、吉高由里子さんや美輪明宏さんが出演していたが、今回はスタンプ無料を打ち出すため、人気キャラクターを使うことにしたようだ。CMのナレーションについては、「おぎやはぎ」の小木博明さんが担当している。CMは、合計4種類を用意しているとのこと。

CMキャラクターである「ぺんぎん人間」の設定は25歳。もともとは人間のサラリーマンだったが、通勤中、「会社に行きたくない」とつぶやいたため、現在の姿になってしまった。山敷氏は、今後、ゆるキャラグランプリをステップとして、世界に羽ばたくキャラクターに育てたいという考えもあるという。

 

 

■美輪明宏さんが登場

続いて、スペシャルゲストとして、美輪明宏さんが登場した。「ぺんぎん人間」に対する感想を聞かれ、美輪さんは、「こういう手もあるのかと思った。最近、かわいい系が多いが、かわいくなり損ねたものが多い。美僕秀麗。イケメン系。色も淡いグレーでいい」と高く評価した。

 

 

『comm』に対する感想も「なによりすばらしいと思ったのは無料だということ。海外にコンサートで何度もいったり、仕事で海外の方と何度も電話したりするが、料金が非常に高い。来年3月のフランスの音楽祭も断ったくらいだが、『comm』のことを知って、損したと思った。先方にも『comm』を使ってもらえたら、何時間でもいつでも無料で通話ができる。ありがたい世の中になった」と絶賛した。

 

 

 

その後、山敷氏と「ぺんぎん人間」から花束と桃色のマイクを贈呈された。三輪さんは「桃色のマイクが贈呈されたことについて、紅白出場が決まった際、記者から紅白のどちらから出るのかと聞かれ、赤と白の中間となる桃色にした。いまピンクというが、これにはひっかかっている。以前、ピエール・カルダンに日本の美意識について聞いたところ、安土桃山や室町時代の衣装が手に付けられないほど完璧で、フランス人は美意識が世界一だと思っているが、日本にはシャッポを脱ぐと話してくれた。御納戸色(おなんどいろ)や群青色(ぐんじょういろ)、朱鷺色(ときいろ)など日本語にしても美しい色があって、そのひとつに桃色がある」と語った。

 

 

最後に、残りわずかとなった2012年について聞かれると、「戦前・戦中・戦後と生きて、ちょっとしたことでは驚かなくなった。直接被害になるのは避けられたが、戦中の原爆や、終戦後の弱肉強食の時代を過ごした。日本中が焼け野原となり、性欲、物欲、食欲、名誉欲の4本立てで皆、必死に生きてきた。災害や、考えられないような事件も多くあった。今年もその流れにある。変化がこの世の常。そういうことを考えていると、何が起きてもそれほど驚かない。あれだけ日本中が灰になっても建設的になって、こんな世の中にできる。大正時代に暗殺された原敬元首相は、日本は石油や食料などの資源はないが、人的資源をいかに有効に使って世界に伍していくべきか、そうでなければ行く道はないとおっしゃった。いまの時代にぴったりな言葉だと思う。そう考えると『comm』のようなすばらしいサービスは、日本人の日本人たるゆえんだなと思う。オリンピックのゴールドメダルのラッシュなどいいこともあった。逆に、森光子さんや勘三郎さんらが亡くなった。自分にとっては、友人である川端康成さんや三島由紀夫さんが亡くなった延長にある。祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。そういう心境だ。」と、時折ジョークを交えて振り返った。

 

 

『comm』公式サイト

 

株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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