KLab、第1四半期は2.1億円の営業赤字…ネイティブアプリ開発やグローバル展開などコスト先行

KLab<3656>は、2013年12月期の第1四半期(9~11月期)の連結決算を発表し、売上高35億4600万円(前年同期比1.0%減)、営業損益2億1200万円の赤字(前年同期10億円の黒字)、経常損益1億5400万円の赤字(同9億9900万円の黒字)、四半期純損益1億5900万円の赤字(同5億8400万円の黒字)だった。 期初段階では、売上高34億3700万円、営業損益1億6200万円の赤字、経常損益1億5800万円の赤字、四半期純損益1億5800万円の赤字の計画と発表していた。営業赤字が想定よりも大きかったものの、おおむね計画線での着地といってよさそうだ。     同社では、新作ゲームのリリースは、開発の遅れなどにより当初の予定より本数、時期ともに遅延が生じたものの、既存タイトルの売上でカバーしたため、売上は計画を上回った。費用面では、グローバル展開の推進や、スマートフォンネイティブアプリ開発への先行投資のため、人件費と外注費が大幅に増加し、計画に対して営業損失が増加したとのこと。 主力のゲーム事業は、売上高32億4200万円、セグメント利益8億9800万円だった。他社と共同開発したゲームを「KLabGames」ブランドでサービス提供したほか、自社タイトル4本の新規リリースと、連結子会社メディアインクルーズが提供を開始した2本のゲームを加え、合計11本の提供を開始した。グループで提供する新規タイトルの半数以上がネイティブアプリとなった。 またその他事業は、売上高3億0300万円、セグメント利益9100万円だった。公式コンテンツサイトのインフラ運用を中心とした受託開発のほか、携帯電話・スマートフォン向け高速メール配信エンジン「アクセルメール」、個人情報検出ツール「P-Pointer」の販売、ソーシャルアプリプロバイダー向けホスティングサービス「DSAS Hosting for Social」を提供した。   ■2013年12月期の業績見通し 2013年12月期の業績は、売上高330億1100万円、営業利益50億円、経常利益49億8200万円、当期純利益30億8800万円を見込む。16ヶ月の変則決算で、連結決算となるため、前年との比較はなし。  
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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