TIW、バンダイナムコを「2+」に-業績は回復傾向にある

独立系調査機関のティー・アイ・ダヴリュ(TIW)は、バンダイナムコホールディングス<7832>のレーティングについて「2+(Neutral Plus)」とした。 TIWでは、バンダイナムコホールディングスは、2010年3月期を底に業績は回復傾向にあり、株価はまだ評価不足と見ているという(4月6日終値857円)。 最近の業績不振の要因だったゲームソフトについては、開発費が増加する一方、パッケージソフトの赤字タイトルが増えたなかで、パッケージソフト以外の出口を強化していると指摘。昨年12月にサービス提供を開始した「ガンダムロワイヤル」の登録ユーザー数はすでに200万人を突破するなど一定の成果が出てきている。 2011年3月期の業績は、会社計画は売上高3950億円(前期比4%増)、営業利益135億円(同7.2倍)に対し、TIWは売上高3900億円(同3%増)、営業利益140億円(同7.4倍)と、営業利益の上ブレを予想している。利益率の高いデータカードダスやカードゲーム販売好調に加え、アミューズメント施設の既存店も順調とのこと。 なお、東日本大震災の影響については、営業休止店が3月29日現在、9店舗となった模様。直接被害の影響は限定的との見方を示した。   TIW: http://www.tiw.jp/