グリー<3632>は1月18日、未成年のゲーム利用者に対し、設定した上限額を超えて課金していた問題で、対象人数が5544人だったことが判明したと明らかにした。7日に公表した際、733人としており、対象を8倍近くに修正したことになる。上限超過額についても、2811万万円から4937万円に増えた。
発表によれば、障害の影響範囲の精査を続ける中、新たに決済手段として「GREE」の月額コースと楽天Edyを利用する未成年ユーザーも対象となることが明らかになったほか、他社決済システムとの接続における仕様上の不具合が原因で未成年のお客様の超過課金が発生していた、とのこと。
また上限設定を始めた2012年4月以前に制限を超えた額の「GREE」の月額コースに加入していた未成年ユーザーが、そのコースを継続した場合、利用金額の上限を超えて課金していたことも判明したという。
同社では、対象者にメールで通知して返金手続きをとるとともに、障害の全容が明らかになり次第、その内容を公開し、社内体制と運用内容を見直す、としている。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632