モブキャスト<3664>は、本日(2月5日)、2012年12月期の決算を発表し、売上高49億3200万円(前期比143.9%増)、営業利益11億2700万円(同116.3%増)、経常利益11億1700万円(同119.0%増)、当期純利益6億4800万円(同33.8%増)だった。
スポーツを軸にターゲットを絞ったプロモーション施策を実施し、効率的な会員数の拡大と収益基盤の強化に取り組んだ結果、「mobcast」の会員数が280万人を突破するとともに、既存のゲームコンテンツであるプロ野球ゲーム「モバプロ」や競馬ゲーム「モバダビ」の売上が順調に推移した。また新規コンテンツである「モバサカ」、「メジャプロ」も好調に立ち上がった、としている。
このほか、「mobcast」を外部ディベロッパーに開放するオープン化も実現し、外部ディベロッパー製作のコンテンツとして、コナミデジタルエンタテインメント「Jリーグドリームレジェンズ」の配信も開始した。
なお、第4四半期の売上高はQonQで112%の増収、営業利益は154%増益となり、いずれも過去最高となった。四半期別の売上高と営業利益の推移は以下のとおり。
■2013年12月期の見通し
2013年12月期は、売上高70億円(前期比41.9%増)、営業利益17億5000万円(同55.3%増)、経常利益17億円(同52.1%増)、当期純利益10億円(同54.3%増)を見込む。業績予想には、買収したエンタークルーズの業績は加味されておらず、精査が完了次第、あらためて開示する予定。
同社では「mobcast」のオープン化を図りタイトルの拡充を図るとともに、内製ゲームについては新規タイトルの配信と既存タイトルのアップグレードを行う、としている。第1四半期に「プロトレ(仮)」のリリースと、「モバプロ」のアップグレードを行い、第3四半期中に「モバサカ」のアップグレードを行うとのこと。
海外展開については、韓国でサッカーゲームを展開し、インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピンで展開する予定。
このほか、既存会員の継続率向上と新規会員会員獲得のため、メディアサービスの拡充を行い、4月にも今までにない新しいスポーツメディアを立ち上げる、としている。どういったメディアになるのかも注目される。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664