JPモルガン証券は、4月12日付けのレポートで、任天堂<7974>を取り上げている。「ニンテンドー3DS」の販売状況に関する評価レポートだが、成功とする見方は変えていないようだ。
JPモルガンでは、「3DS」の発売タイミングが商戦時期でなかったにも関わらず、主要海外市場で発売した携帯型ゲーム機の中で最も大きな成功を収めていると指摘。また国内市場は、軟調な滑り出しだが、「ゼルダの伝説時のオカリナ 3D」や「マリオカート3D」などのタイトルが発売されれば、2011年度半ば以降、「3DS」の訴求力を取り戻すことは可能と判断しているという。
なお、販売数量の予想については、2010年度は、スローな滑り出しだったことを反映し、「3DS」本体の予想を350万台(従来予想400万台)、ソフトは1000万本(同1500万本)に引き下げた。2011年度は、ハードが1600万台、ソフトが7500万本とする予想を据え置いた模様。
なお、株価に関する評価だが、レーティングについては「Overweight」の継続、目標株価についても2万7000円の据え置きとした。