ザッパラス、第2四半期累計(5~10月)の売上高は15%減少 利益は7割減 フィーチャーフォン向けの売上減を補えず

ザッパラス<3770>は12月6日、2014年4月期第2四半期(8~10月)の連結決算を発表した。5~10月累計の売上高は前年同期比14.8%減の38.99億円、営業利益は70.5%減の2.68億円、経常利益は72.6%減の2.52億円、純利益は73.4%減の1.58億円だった。主力のコンテンツ事業はスマートフォンユーザーの取り組みに努めたが、フィーチャーフォン向けサービスの売上高減少を補いきれなかった。コマース関連などその他事業も不振が続いた。スマホシフトに苦戦する状況が続いている。
 

5~10月の事業部門別の詳細は以下の通り。

コンテンツ事業:売上高は前年同期比16.3%減の29.39億円、利益は28.7%減の10.16億円だった。スマートフォンユーザーを取り込むため新たな集客の仕組みづくりや、新たなフォーマットに対応したコンテンツの投入などを取り組んだが、フィーチャーフォン向けサービスの売上高減少を補うまでには至らなかった。
 
コマース関連事業:売上高は34%減の6.18億円、セグメントの損失は1.61億円(前年同期は141万円のセグメント利益)に落ち込んだ。Eコマース事業は、新規コマースサイトのうち「藤巻百貨店」はfacebookを活用した販促活動などで売上高が増えたが、既存のモバイルコマースサイトの売上高が減少した。 またビーバイイーは、大規模な新商品の投入を実施した前年同期と比較して売上高は減少した。

海外事業:売上高は2.35億円、セグメント損失は3986万円。米国に拠点を置く100%子会社Zappallas,Inc.で占いビジネスを展開している。引き続き体制基盤強化のためのスタッフの増員に加え、営業、管理の整備を実施した。
 
その他の事業:売上高は14.7%減の1.05億円(前年同期比14.7%減)、セグメント損失は2.34億円(前年同期は1.21億円のセグメント損失)だった。モバイルサイト開発受託及び「Y! Suica」などのサイト運営や、主に中高生向けのプロフィールサイト「前略プロフィール」における広告販売のほか、新規メディアの運営や新サービスの開発などを手掛ける。スマートフォンへの集客施策などのコスト負担が増加した。


2014年4月期通期の業績予想は据え置いた。



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適時開示資料
株式会社ザッパラス
http://www.zappallas.com/

会社情報

会社名
株式会社ザッパラス
設立
2000年3月
代表者
代表取締役 玉置 真理
決算期
4月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3770
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