日本一ソフトウェア、第2四半期は減収減益も計画を上回って着地 従来の赤字予想が一転黒字に

日本一ソフトウェア<3851>は、11月7日、2015年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績を発表、売上高は20億5600万円(前年同期比0.9%減)、営業利益1億6400万円(同55.9%減)、経常利益1億7000万円(同56.6%減)、四半期純利益7900万円(同比76.5%減)となった。
 

前年同期比では減収減益となったものの、従来予想は連結売上高15億8500万円、営業損益300万円の赤字、経常損益300万円の赤字、四半期純損益1300万円の赤字だったため、計画対比では売上高、損益とも上回る結果となっている。
 

計画を上回った主な理由は、パッケージ事業において『真 流行り神』が販売見込本数を上回り堅調に推移したことと、オンライン事業におけるダウンロード販売とライセンス事業におけるロイヤリティ収入が堅調に推移したこと。それによる増収効果に加え、コスト削減効果も寄与し、為替差損を吸収しての黒字化を果たしている。

セグメント別に見ると、パッケージ事業は国内外あわせて全13タイトルを発売。内訳は国内5タイトル、海外8タイトルで、この国内向け5タイトルの中のPS3及びPS Vita専用ゲームソフト『真 流行り神』が販売見込み本数を上回ったことになる。なお、セグメントの売上高は16億1876万円、営業利益は7780万円となっている。

一方、オンライン事業は、GREE、ヤマダゲーム、Mobage及びdゲームにて『ディスガイア魔界コレクション』の配信を行うとともに、Android向けゲームアプリ『ディスガイア レギオンバトル』の配信を実施し、セグメント売上高3億6356万円、営業利益2億971万円と、ここで多くの利益を計上。ほか、ライセンス事業はドリコム<3793>との共同事業として制作したGREE、mixi及びdゲーム向けソーシャルゲーム『ビックリマン』を配信し、売上高2024万円、営業利益1680万円となった。

なお、2015年3月期通期の見通しは、第4四半期連結会計期間(1~3月)に発売を予定している『魔界戦記ディスガイア5』の販売動向が不確定要素であるとして、売上高28億5800万円(前期比22.1%減)、営業利益1億5200万円(前期比73.7%減)、経常利益1億5100万円(前期比75.0%減)、当期純利益1億4500万円(前期比69.7%減)という従来予想を据え置いている。
 
株式会社日本一ソフトウェア
https://nippon1.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社日本一ソフトウェア
設立
1993年7月
代表者
代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
決算期
3月
直近業績
売上高48億3300万円、営業利益7億4500万円、経常利益9億4100万円、最終利益6億7200万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3851
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