フィールズ、第1四半期は売上高2.3倍・営業赤字幅縮小…新型式試験方式対応の「ヱヴァンゲリヲン・希望の槍」などを販売

フィールズ<2767>は、7月31日、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高171億4000万円(前年同期比129.8%増)、営業損益10億0500万円の赤字(前年同期25億0900万円の赤字)、経常損益8億6400万円の赤字(同22億5400万円の赤字)、最終損益8億6700万円の赤字(同15億0200万円の赤字)と増収・赤字幅縮小となった。「通期見通しに対して概ね計画通りの進捗」になったという。

 


この四半期では、昨年9月のパチスロ機の型式試験方法変更に適合した「ヱヴァンゲリヲン・希望の槍」などを販売し、パチスロ2万8000台(前年同期比2万3000台増)、パチンコ1万5000台(同2万2000台減)、総販売台数4万40000台(同200台増)だった。新しく発売もしくは営業中のタイトルは以下のとおり。

 


中長期を見据えた成長戦略として、キャラクターやストーリーをはじめとするIP(知的財産)をクロスメディアで展開する循環型ビジネスを推進している。IPの創出については、コミック誌『月刊ヒーローズ』を中心に、引き続きIP開発に注力した。また、同誌掲載作品のクロスメディア展開に向け、複数の映像化プロジェクトを進行させるとともに、ゲームやパチンコ・パチスロ化の企画開発も推進。

映像を起点とした展開については、テレビ分野において『ウルトラマンⅩ』の放送を開始し、WEB配信分野において『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』の映像配信を行ったた。また、テレビやWEB配信を通じた映像展開に併せ、各々のキャラクターを活用した子供向け、大人向けの商品展開を実施した。

また、ソーシャルゲーム分野においては、前期に投入した『アニマル×モンスター』の大型アップデートや新たなコラボレーション企画など、ゲーム性のさらなる改善を進めたという。


 
■2016年3月期の見通し

2016年3月通期は、売上高1200億円(前期比20.5%増)、営業利益60億円(同26.5%増)、経常利益65億円(同18.4%増)、最終利益35億円(同15.9%増)を見込む。

 
円谷フィールズホールディングス株式会社
https://www.tsuburaya-fields.co.jp/

会社情報

会社名
円谷フィールズホールディングス株式会社
設立
1988年6月
代表者
代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
決算期
3月
直近業績
売上高1171億2500万円、営業利益109億5000万円、経常利益112億1800万円、最終利益82億2100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2767
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