CRI・ミドルウェア、ゲーム開発向けCRIWAREの2016年 ロードマップを公開 VRコンテンツ開発をサポート、スマホゲーム演出向けに新技術

ゲーム開発向けミドルウェアを展開するCRI・ミドルウェア<3698>は、ゲーム開発向けCRIWARE の2016 年ロードマップを公開した。ゲーム開発向けCRIWARE の2016 年ロードマップにおけるポイントは以下の3 点。

① VR 向け機能の強化
② スマートフォンゲーム演出向け新技術
③ スマートフォン向け開発環境の強化

VR コンテンツ開発をサポート、スマホゲーム演出向けに新技術
① VR 向け機能の強化
VR の臨場感や没入感を深めるために欠かせない、音声再生・動画再生機能を強化。高品質な立体音響・全天球動画によって、よりリアルで酔わないVR を実現し、様々なVR コンテンツの開発を可能に。6 月にPlay Station®VR 対応SDK をリリース。

② スマートフォンゲーム演出と「連動させる」新技術
楽曲解析ミドルウェアBEATWIZ®をスマートフォンアプリへの組込みに対応。様々な楽曲をアプリ内で瞬時に解析できるようになり、好きな音楽を用いた音楽ゲームや、自動で音楽と連動するCG・映像の演出が可能になる。さらに、スマートフォンが持つ特有の機能とゲーム演出を連動させる、新しい技術をリリース予定。ゲーム演出の可能性を拡げ、より楽しめるゲームの作り込みをサポート。

③ スマートフォン向け開発環境の強化
サウンドミドルウェアCRI ADX™ 2(以下、ADX2)のツールを、MAC に対応。従来のADX2ツールはWindows 用だったが、特にスマートフォンゲーム開発で広く使われているMac に対応することで、より多くの方に利用できやすくなった。音声圧縮や音声プレビューから順次対応し、9 月にはMac 上で高度な演出が可能な環境を提供。また、「Android 音声再生遅延推測機能」がADX2 の機能をフリーで試せるCRI ADX2™ LE(以下、ADX2 LE)でも使えるようになる。



対象製品:
統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX2」
超高速・高精度 楽曲解析ミドルウェア「BEATWIZ」
無償版サウンドミドルウェア「CRI ADX2 LE」
高画質・高機能ムービーミドルウェア「CRI Sofdec®2」(以下Sofdec2)

<以下、プレスリリースより>


■ロードマップ概要
●3 月リリース予定
・[ADX2] Mac 版ビューワ・エンコーダ評価版
Mac 開発環境対応の第一弾として、Mac 上でのサウンド圧縮(エンコード)と、作成したサウンドデータのプレビューに対応します。サウンドデータの圧縮から再生確認、ゲームへの組込みまでスムーズに行えるようになります。

・[ADX2 LE] アップデート版(Android 音声再生遅延推測機能 対応)
ADX2 の無償版、ADX2 LE に、Android アプリの音ズレを解決する「Android 音声再生遅延推測機能」を追加します。その他インタラクティブサウンド向け機能の追加やツールの改善などもADX2 のアップデートを反映し、製品版とほぼ遜色のない機能を無償で使用可能にします。インディーズゲーム開発やゲームスクールの授業、プロジェクト導入前の評価など、幅広い方々にCRIWARE の最新の機能に触れていただける環境を提供します。

・[Sofdec2] PlayStation®Vita 向けUnity H.264 対応
高圧縮動画コーデックH.264 をPlayStation®Vita 向けUnity で使用可能にします。H.264 ムービー素材を活用することで、リッチな演出を高圧縮・高画質・低負荷で実現できます。フル画面再生だけでなく、テクスチャムービー(3D ポリゴンへの貼り込み)として扱うことが可能です。

●6 月リリース予定
・[ADX2] PlayStation®VR 向け立体音響対応
PlayStation®VR の立体音響に対応します。ADX2 は、聴覚に違和感のない音を作り出すために必要な細かなサウンド調整と作り込みを実現します。よりリアルな仮想空間の演出を可能にします。

・[ADX2] スマートフォン向け新技術
スマートフォンが持つ特有の機能とゲーム演出を連動させる、新しいプラグインをリリースします。プレイヤーに新しい驚きと感動を与えるゲーム演出の作り込みを可能にします。

・[BEATWIZ] スマートフォンライブラリ版
スマートフォンアプリへの組込みに対応します。アプリ内で動的に楽曲のテンポ(速さ)、ビート(拍子)、サビ(盛り上がり)を解析できるようになります。人の手によって譜面データ作成やリズムパターン検出を行う必要なく、音楽とゲーム演出を連動させることが可能になります。

・[Sofdec2] PlayStation®VR 向け全天球動画対応
PlayStation®VR の動画再生に対応し、高解像度・高フレームレートの全天球動画再生を実現します。ハードの性能を最大限に活かし、かつVR 酔いをしないコンテンツの制作を可能にします。

・[Sofdec2] アルファムービー機能 H.264 対応(ゲーム・スマートフォン共通)
Sofdec2 独自のアルファ(透過値付き)ムービーを、高圧縮動画コーデックH.264 で使用可能にします。背景を抜いたエフェクトやキャラクターのムービーをゲーム画面に重ねたリッチな演出が、軽量で実現できます。

●9 月リリース予定
・[ADX2] Mac 版ツール(Atom Craft)評価版
サウンドデザインを行うためのADX2 ツール(Atom Craft)をMac に対応します。Mac 上で高度なサウンド演出からデータ圧縮、再生確認、ゲームへの組込みまでスムーズに行えるようになります。

■お問い合わせ
ロードマップの詳細や上記以外の機能の追加など、お気軽にお問い合わせください。
(「製品についてのお問い合わせ」をご利用ください。)
http://www.cri-mw.co.jp/contact/

■製品版の無償試用お申し込み
ADX2、Sofdec2は、無償で製品版の試用・評価が可能です。
http://www.cri-mw.co.jp/contact/trial/

■CRI・ミドルウェア 製品紹介ページ
すでに対応済みの機能や、対応プラットフォーム/ゲームエンジン等の詳細情報については、各製品ページをご覧ください。
http://www.cri-mw.co.jp/product/

 
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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