ガーラに朝方から売り殺到…S安売り気配に 上場廃止の猶予期間入りを嫌気 

ガーラ<4777>に朝方から売りが殺到し、ストップ安売り気配に張り付く展開となった。

前日6月27日に東京証券取引所が同社の上場廃止に係る猶予期間入りを発表したことが嫌気されている。今期も営業利益及び営業活動によるキャッシュ・フローの額が負となり、5期連続となれば、上場廃止が決定するだけに、懸念が広がる格好になっている。

なお、これを受けて同社では、黒字経営に変容することを最重要課題と位置付け、今期は「ゲームアプリ『Arcane』iOS の英語版サービス開始・収益確保」「ゲームアプリ『Arcane』日本語版を今夏にサービス開始・収益確保」「ゲームアプリ『Arcane』欧州地域、東南アジア地域等、現地言語でのサービス提供・収益確保」「その他ソーシャルアプリの速やかな提供開始」などの施策に取り組むとしているが、先行きの不透明感を拭い取るには至っていない状況だ。


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ガーラ、英語版『Arcane』のAndroid版を米国・カナダ及びその他英語圏で5月25日より配信開始 iOS版もリリース準備中
 
 
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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