18年4-6月決算、ネクソンに関するスマホアプリ&ソーシャルゲーム決算記事

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【ネクソン決算説明会】『メイプルストーリー』と『アラド戦記』が力強く成長し中間は増収増益 端境期にあった『FIFA Online』の減少をカバー

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ネクソン<3659>は、8月9日、第2四半期(2018年1月~6月)累計の連結決算を発表(IFRS)するとともに、東京都内でアナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。発表された決算は、売上収益が1383億円(前年同期比13.5%増)、営業利益が707億円(同26.2%増)、最終利益が788億円(同100.4%増)と増収増益を達成した。増収増益となった要因は、『メイプルストーリー』と『アラド戦記』が「素晴らしく好調」だったことにある。いずれも運営開始から10年を超えるロングラインタイトルだが、業績拡大をけん引している。

また第2四半期(4~6月)の数字を見ると、売上収益が前年同期比で1.5%増の477億円、営業利益が同1.6%減の160億円、最終利益が同65.8%増の322億円となった(いずれも会計基準ベース。以下、断りがない限り、一定為替レートベースではなく、会計基準ベースで記載している)。

決算説明会に臨んだオーウェン・マホニー社長(写真)は、両作品の成長について「ネクソンのIPが世界有数のIPに成長したことを示す」と振り返った。「上場時、市場関係者から決まって『いつ下がり始めるか』と聞かれたものだった。誰も7年後も成長し続けるとは予想できなかった」。長期的なヒットは財務の安定をもたらし、挑戦的な新作開発への投資を可能にしているという。長期運用と安定した収益成長を重視するネクソンのビジネスは、新作のヒットに依存するゲーム業界にあって異例の存在になっているとした。


 
■『FIFA Online』シリーズが端境期に 『アラド戦記』と『メイプルストーリー』がカバー

続いて、代表取締役CFOの植村士朗氏が第2四半期(4~6月期)の決算の概要を説明した。ネクソンは中国の旧正月など季節要因の影響を大きく受けるため、前四半期との比較(QonQ)ではなく、前年同期との比較(YonY)を行っている。

まず、売上高をみていくと、前年同期比で2%増の477億円だった。韓国で新作『FIFA ONLINE 4』をPCとモバイル向けにリリースするとともに、『FIFA Online 3』のユーザーに新作への移行を促したこともあり、PC版とモバイル版がともに売上が減少したものの、韓国における『メイプルストーリー』と、中国における『アラド戦記』が好調に推移し、前年同期比で増収を達成した。プラットフォーム別の内訳を見ると、PC向けが4.2%増の370億円、モバイル向けが6.6%減の107億円となった。

営業利益については、同1.6%減の160億円と微減となった。『EA SPORTS FIFA ONLINE 4』や『KAISER』など新作リリースに関連した人件費や広告宣伝費を増やしたことに加え、ピクセルベリー・スタジオズが配信している『Choices:Stories You Play』の広告宣伝費や人件費を増やしたことが響いた。他方、売上減少に伴いロイヤリティの支払いが減少したほか、App StoreやGoogle Playなどプラットフォームに支払う支払い手数料の減少などがあり、減益幅の縮小に貢献した。

なお、営業利益は前年同期比でマイナスとなったものの、最終利益については、同65.8%増の322億円と大きく伸びた。これは主に、外貨建ての現金預金と売掛金などに係る為替差益が発生し、それを金融収益として180億円を計上したことによる。
 


続いて地域セグメント別の状況を見ていこう。


・中国
売上収益は11.4%増の231億円だった。主力の『アラド戦記』で労働節アップデートと10周年アップデートを実施したことが好評だったという。「エイプリルフールなどにちなんで実施した廉価なアイテム販売が好調だった」という。これに伴い、課金ユーザー数が増えたという。


・韓国
売上収益は2.1%減の154億円だった。すでに触れたように『FIFA ONLINE 4』のリリースに伴い、『FIFA Online 3』のユーザーに新作への移行を促したことが響いた。同社として史上最大規模の移行だったため、慎重を期して「移行を優先した」もので、移行は非常に順調と評価しているという。『FIFA Online 3』については5月で課金サービスを終了したそうだ。『FIFA Online 3』の減少分を、15周年記念イベントや夏季アップデートが好調だった『メイプルストーリー』の伸びや、新作モバイルゲーム『OVERHIT』『AxE』『KAISER』の貢献で補ったことで、前年比では微減にとどまった。
 


・日本
売上収益は25.6%減の32億円だった。『HIT』とモバイルブラウザーゲームが引き続き減速した。ただ、5月にリリースした『OVERHIT』の貢献で、低下傾向にあった売上収益がQonQではプラスに転じた。底打ち反転になるかどうか注目される。


・北米
売上収益は70.9%増の32億円だった。昨年10~12月期中に連結子会社に加わったピクセルベリー・ スタジオズが加わったことによる。『Choices:Stories You Play』の広告宣伝費や人件費を増やして拡大を図っているという。また『Darkness Rises』の配信を6月末に開始した。


・欧州及びその他の地域
売上収益は36.4%減の26億円だった。主にアジア地域における『真・三國無双 斬』の減速により売上収益は前年同期比で減少したという。
 


 
■第3四半期の見通し

続く第3四半期(7~9月)は、売上収益609億円~658億円(前年同期比0.0.8%増~9.1%増)、営業利益209億円~252億円(同7.5%減~11.1%増)、最終利益205億円~240億円(同4.7%増~22.5%増)を見込む。

想定為替レートは100韓国ウォン=9.94円、中国元=16.61円、米ドル=111.38円となっている。また、6月末に『HIT』と『OVERHIT』の開発会社であるナット・ゲームズを連結子会社化したが、無形資産の償却費で7億円が第3四半期以降発生する見通し。
 


地域別の業績見通しは以下のとおりとなる。
 
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企業情報(株式会社ネクソン)

会社名 株式会社ネクソン
URL http://www.nexon.co.jp/
設立 2002年12月
代表者 オーウェン・マホニー
決算期 12月
直近業績 売上収益2349億円、営業利益905億円、最終利益567億円(2017年12月期)
上場区分 東証一部
証券コード 3659

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