【RAGE 2018 Autumn】『Shadowverse』新王者は史上最強の量産型「ああああ」選手に決定 『Rainbow Six Siege』や『Fortnite』も多彩な客層で大きな賑わいを見せる


CyberZとエイベックス・エンタテインメントは、9月16日、千葉県・幕張メッセにて、国内最大級のeスポーツイベント「RAGE 2018 Autumn」を開催した。
 
【RAGEとは】
CyberZとエイベックス・エンタテインメントが年間を通して運営する、複数ジャンルのゲーム最強王者を決める"次世代型 esports大会"。これまで、Super Evil Megacorpのモバイルゲーム『Vainglory』、カプコンの『ストリートファイターV』、コナミデジタルエンタテインメントのサッカーゲーム『ウイニングイレブン 2017』、Cygamesの『Shadowverse』を競技タイトルとしてして採用している。決勝大会では、それぞれの予選大会を勝ち進んできたプレイヤーが一堂に会して、各タイトルの王者を目指し熱い闘いを繰り広げる。

当日は、Cygamesの本格スマホカードバトル『Shadowverse』を種目として採用したe-Sports大会「RAGE Shadowverse Brigade of the Sky」のほか、『Fortnite』を採用した「RAGE × Fortnite de 生き残らナイト」、『Rainbow Six Siege』のエキシビジョンマッチ「RAGE Rainbow Six Siege DREAM MATCH 2018」、人気バーチャルYouTuberによるeスポーツ大会を同時に実施している。また、サイドイベントとして「スタンプラリー抽選会」や、フォトエリアでの「コスプレイヤー撮影会」、「4人フライト式トーナメント」、「Shadowverse 星取りバトル with RSPL」なども展開する盛りだくさんのイベントだ。本稿では、「RAGE Shadowverse Brigade of the Sky GRAND FINALS」を中心に当日の会場の模様をお届けする。


【RAGE × Fortnite de 生き残らナイト
『Fortnite』を採用した国内初の大型オフラインイベントを開催。有名プレイヤー、オンライン参加者を交えて最大100人によるカスタムマッチを実施した。オフライン参加者には全員にRAGEオリジナルFortnite Tシャツがプレゼントされ、各試合の優勝者にはRAGEオリジナルFortnite コーチジャケットがプレゼントされた。



【RAGE Rainbow Six Siege DREAM MATCH 2018
「RAGE Rainbow Six Siege DREAM MATCH 2018」では、日本のプロゲームチーム"野良連合"と"父の背中"が世界チャンピオンの"G2 Esports"を迎えて、エキシビジョンマッチを開催した。当日はキルが起こるたびに大歓声が上がるなど、大きな盛り上がりを見せていた。




【RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX~2018 Autumn~】
人気バーチャルYouTuber8名がペアで戦う「RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX」を開催。「富士葵」×「アズマリム」によるLIVEも行われ、こちらも大きな賑わいを見せた。



【4人フライト式トーナメントエリア】
来場者の4人ひと組で行うミニトーナメント。優勝するとリアルプロモーションカードが賞品としてプレゼントされる。




【フォトエリア・コスプレショー
人気コスプレイヤーとの撮影が楽しめるエリア。また、メインステージではコスプレショーも行われた。



 
【Shadowverse 星取りバトル with RSPL】
「星取りバトル with RSPL」は最大300人+プロ選手で行うフォーマットフリーの星取りバトル。憧れのプロ選手と対戦できることもあり、各選手の前には長蛇の列ができた。




【フード販売・休憩エリア】
フランスドッグや、角煮バーガーなどのフードが手軽な価格で販売されていた。また、「黒ラベル × ベビースターコラボブース」も出展され、アルコール飲料も飲むことができた。




【オフィシャルグッズ販売エリア】
『Shadowverse』公式グッズの販売を始め、RAGEとのコラボグッズを購入できる。新商品として、各チームのロゴやチーム名がプリントされた「RAGE Shadowverse Pro League Tシャツ」が新たに販売されていた。


 

■自分自身の分析と凡ミスの克服が優勝に繋がった

「RAGE Shadowverse Brigade of the Sky GRAND FINALS」は、東西合わせて8800名が参加した予選大会を勝ち上がった「カラクリ/KBS選手」「GS|ホウ隊長選手」「ああああ選手」「abyss選手」「ちゃみ選手」「RTE|Pon選手」「パン選手」「フォレスト/森の家選手」の8名による決勝大会だ。今環境では、特に「エルフ」と「ネメシス」のデッキパワーが高く、その2クラスに各選手がどう対応するかが今大会の大きなポイントになっていた。

各選手の使用デッキリストは下記のページから確認可能
https://rage-esports.jp/2018autumn/news/rage-2018autumn-gf-decklist

【対戦ルール】
・それぞれクラスの異なる3デッキを事前に登録(※デッキは事前公開されている)
・試合は最大5バトルのBO5(Best of 5)で行われ、先に3バトル勝利した選手が試合に勝利
・1バトル目ではお互い自分の登録した3つのデッキから好きなデッキを選択し、2バトル目以降、既に勝利したデッキは同じ試合で再び使用することはできない
例:「エルフ」と「ロイヤル」「ウィッチ」の3デッキを用意し、1バトル目を「エルフ」で勝利した場合、それ以降のバトルで「エルフ」は使えなくなる。

【賞金】
優勝:400万円
準優勝:100万円
3位:50万円
4位:30万円
5位タイ:各15万円


▲事前に行われた優勝予想キャンペーンでは、名前のインパクトに惹かれた人が多かったのかああああ選手が1位に。優勝者を当てたユーザーには記念としてパックがプレゼントされる。

■準決勝第1試合

●カラクリ/KBS選手
使用クラス
1. エルフ
2. ビショップ
3. ネメシス


●ああああ選手
使用クラス
1. ウィッチ
2. ネクロマンサー
3. ネメシス

●第1バトル
第1バトルではカラクリ/KBS選手が、どのデッキにでも五分以上で戦えるエルフを選出。ああああ選手はウィッチを選んだ。ウィッチは横並びにフォロワーを展開されるのが苦手で、ああああ選手にとっては厳しいマッチアップとなった。カラクリ/KBS選手はもちろんウィッチの苦手とする盤面をフェアリーなどの低PPフォロワーで展開していく。順当にああああ選手の体力を削りきったカラクリ/KBS選手が1バトル目を先取した。



●第2バトル
ああああ選手は2バトル目、再びウィッチを選択。対するカラクリ/KBS選手はネメシスの突破を試みた。ああああ選手は序盤から「ギガントキマイラ」を引き込むことに成功し、スペルブーストを重ねて勝利を目指していく。カラクリ/KBS選手はキーカードとなる「操り人形」を溜めることに成功するものの、試合を決定づける「人形の少女・オーキス」や「復讐の人形遣い・ノア」をデッキから引けずに苦しい展開に。最後は「ギガントキマイラ」の能力で体力を減らしたああああ選手が2バトル目を勝利した。



●第3バトル
両者共に先にリーチをかけたい3バトル目。カラクリ/KBS選手はビショップを、ああああ選手はネクロマンサーを選択した。ネクロマンサーのキーカード「幽霊支配人・アーカス」を早い段階で引くことのできたああああ選手が有利に思えたが、カラクリ/KBS選手もキーカードとなる「天狐の社」を早いターンに設置することに成功。互いに盤面を取り合う展開となったが、圧倒的なフォロワー数で勝るネクロマンサーがビショップの体力を減らしきった。



●第4バトル
カラクリ/KBS選手はああああ選手の残るネメシスに対して再びビショップを選択した。ここでイーブンに持ち込みたいカラクリ/KBS選手だったが、「天狐の社」を引けずに苦しい試合展開に。対するああああ選手は順調に「操り人形」を溜め込むことに成功。「復讐の人形遣い・ノア」とのコンボでカラクリ/KBS選手の体力を減らしきり、勝利を手にした。



[試合結果]
○ エルフ:ウィッチ ●
● ネメシス vs ウィッチ ○
● ビショップ vs ネクロマンサー ○
● ビショップ vs ネメシス ○

勝者:ああああ選手

■準決勝第2試合

●RTE|Pon選手
使用クラス
1. エルフ
2. ビショップ
3. ネメシス


●フォレスト/森の家選手
使用クラス
1. エルフ
2. ウィッチ
3. ネメシス

●第1バトル
第1バトルはビショップ対ウィッチの対戦に。RTE|Pon選手は序盤のスタートこそ順調に切れたものの中盤以降「天狐の社」を引けず、厳しい展開に。対するフォレスト/森の家選手は「ギガントキマイラ」を早いターンに引き込みスペルブーストを重ねることに成功。9ターン目には「天狐の社」を置くことができたが、返しのターンに「ギガントキマイラ」を使用され、体力を削りきられてしまった。



●第2バトル
RTE|Pon選手は再びビショップを選択。対するカラクリ/KBS選手はネメシスを選出した。2バトル目でも「天狐の社」を引けずに、再び苦しい展開に。その隙をつくように体力を減らしていくフォレスト/森の家選手が、最後まで押し切り、決勝戦へリーチをかけた。



●第3バトル
フォレスト/森の家選手の残るエルフに対して、RTE|Pon選手はネメシスを選択。序盤に「茨の森」を展開できたエルフが盤面の有利を取っていくが、RTE|Pon選手も負けじと盤面を取り返す一進一退の展開に。中盤以降「翠嵐の斧使い」をプレイしたフォレスト/森の家選手が少しずつRTE|Pon選手の体力を減らしていき、最後は2枚目の「翠嵐の斧使い」でRTE|Pon選手の体力を0に、フォレスト/森の家選手が決勝戦進出を決めた。



[試合結果]
● ビショップ:ウィッチ ○
● ビショップ vs ネメシス ○
● ネメシス vs エルフ ○

勝者:フォレスト/森の家選手

■3位決定戦
●カラクリ/KBS選手
使用クラス
1. エルフ
2. ビショップ
3. ネメシス

●RTE|Pon選手
使用クラス
1. エルフ
2. ビショップ
3. ネメシス

●第1バトル
第1バトルは互いにビショップを選出するミラーマッチに。RTE|Pon選手が早いターンに「天狐の社」を展開するが、カラクリ/KBS選手は「天狐の社」を引けずに終始盤面の有利を握られてしまう。そのまま体力の有利をつけられたカラクリ/KBS選手の敗北となった。

●第2バトル
RTE|Pon選手はエルフを、カラクリ/KBS選手はビショップを再び選出した。1バトル目と違い「天狐の社」を引くことのできたカラクリ/KBS選手が中盤以降の盤面を制圧していく。RTE|Pon選手も進化を絡めた攻め手で体力を減らすことはできたが、ビショップの守りを完全に崩すことは叶わなかった。

●第3バトル
両者互いにネメシスを選択した3バトル目。序盤こそ互いに盤面を取り合う展開が続いたが、中盤以降カラクリ/KBS選手はキーカードが引けずに押し切られてしまう。進化権も使用して後半戦に持ち込むが、RTE|Pon選手の「人形の少女・オーキス」が試合を決定づけた。

●第4バトル
第4バトルはRTE|Pon選手のエルフに対して、カラクリ/KBS選手はネメシスを選択した。盤面の取り合いに長けた「茨の森」を序盤に引くことができず、RTE|Pon選手は終始押し込まれるような展開に。中盤以降には「茨の森」も引き込みなんとか、持ち直したようにみえたが、手札の差も厳しく、盤面の有利をそのままにカラクリ/KBS選手が勝ちきった。



●第5バトル
互いにリーチをかけた最後の1戦はエルフによるミラーマッチに。RTE|Pon選手は序盤から「茨の森」と「対空射撃」で盤面の有利を取っていく理想的なスタート。対するカラクリ/KBS選手は、守りに徹するスタートとなった。盤面の有利を取りつつ体力のリードを奪うRTE|Pon選手だったが、カラクリ/KBS選手に上手く凌がれ、気がつけば試合は終盤に。それでも、圧倒的なフォロワー数でRTE|Pon選手が勝ち切るかと思えば、トップデッキでそれを解決していくカラクリ/KBS選手。自分のデッキを信じ切り、最後まで守りきったカラクリ/KBS選手が3位の栄光を手にした。



[試合結果]
● ビショップ:ビショップ ○
○ ビショップ vs エルフ ●
● ネメシス vs ネメシス ○
○ ネメシス vs エルフ ●
○ エルフ vs エルフ ●

勝者:カラクリ/KBS選手

■決勝戦
●ああああ選手
使用クラス
1. ウィッチ
2. ネクロマンサー
3. ネメシス

●フォレスト/森の家選手
使用クラス
1. エルフ
2. ウィッチ
3. ネメシス

●第1バトル
ああああ選手はネメシスを、フォレスト/森の家選手はエルフを選出。ウィッチなどと違い、盤面の有利が勝敗に直結するこのバトルでは、互いに全力でフォロワーを処理し合う展開に。中盤まで盤面の取り合いが続くと、大型フォロワーの多いネメシスに分があるのか、少しずつ盤面の有利がああああ選手に傾く。最後は「復讐の人形遣い・ノア」の「操り人形」コンボでああああ選手が1試合目を先取した。



●第2バトル
2バトル目ではああああ選手はウィッチを、フォレスト/森の家選手は再びエルフを選択した。「フレイムデストロイヤー」を早いターンに引き込むことに成功したああああ選手は、スペルブーストを重ねて早いターンに2体召喚することに成功。大型フォロワーの処理を苦手とするエルフは大きなアドバンテージを6ターン目にああああ選手に取られてしまう。なんとか1体の処理には成功したものの、2体目の処理は叶わず、連敗を喫してしまった。



●第3バトル
最後のネクロマンサーに対して、フォレスト/森の家選手はウィッチを選択した。ああああ選手は7ターン目にプレイしたい「幽霊支配人・アーカス」を引き込むことに成功。得意とするフォロワーの展開力でフォレスト/森の家選手の体力を減らしていく。「ギガントキマイラ」のスペルブーストで逆転を狙うフォレスト/森の家選手だったが、圧倒的なスピードと攻撃力に耐えきれず、ああああ選手のストレート勝利となった。



[試合結果]
○ ネメシス vs エルフ ●
○ ウィッチ vs エルフ ●
○ ネクロマンサー vs ウィッチ ●

優勝:ああああ選手


今環境を語る上で「エルフ」と「ネメシス」は強力なクラスとして外せない。しかし、優勝したああああ選手は、「エルフ」を使用しない、トップ8では唯一の選手だ。これについてああああ選手は、エルフが強力なのはもちろんだが、自身のエルフの使用レベルが他のトップ8メンバーに比べて劣っていると分析していた。従って、今大会では、「エルフ」と「ネメシス」そして、もうひとつのクラスに入ってくるであろう「ビショップ」に対して、五分以上で戦える3クラス(ウィッチ・ネクロマンサー・ネメシス)を選択したという。1回戦では、本作を理解していればやらないであろう凡ミスもしていまい、メンタル面で一度は追い詰められたああああ選手。しかし、しっかりと気持ちを切り替え、次の勝負で勝ち切れたことが改めて自信に繋がったという。12月15日、16日に控えた世界選手権については、ローテーションだけでなく2Pickのプレイングも勝利において欠かせない要素となるが、どのルールでもしっかりとプレイしているとのことで、今大会と同じく活躍が期待される。


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会社名
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設立
2009年4月
代表者
代表取締役社長CEO 山内 隆裕
決算期
9月
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