【レポート】『シャドウバース』の新フォーマット「ヒーローズバトル」を一足先にプレイ! 「エレノア」「テトラ」「アマリリス」らウィッチの情報を中心にお届け!
Cygamesは、『Shadowverse(シャドウバース)』(以下、『シャドウバース』)において、新フォーマット&メインストーリー最新アップデート メディア先行プレイ会を開催した。本稿では、4月24日~5月7日に期間限定で実施されるフォーマット「ヒーローズバトル」のレポートをお届けしていく。
【目次】
1.「ヒーローズバトル」開発経緯
期間限定フォーマット「ヒーローズバトル」は、4月24日12:00~5月7日4:59に開催を予定している。対象機能は、ルームマッチ、フリーマッチ、プラクティス、ユーザー大会、グランプリで、4月24日12:00からは「ヒーローズバトル」の開催を記念して「無料カードパックキャンペーン」や「ルームマッチミッション」が、4月26日15:00からは「グランプリ」が開催される予定だ。
【「ヒーローズバトル」開発経緯】
今回、新フォーマット「ヒーローズバトル」を公開する意図については、開発陣から次のように説明があった。5月に更新される「粛清編」の最終章にて、8年続いてきた『シャドウバース』のストーリーが区切りを迎える。そこで、ストーリーにて活躍してきたキャラクターたちに、もう一度ストーリー以外でも華を持たせたいとの想いが込められているという。「ヒーローズバトル」は、リーダーとデッキがセットになっているため、普段から『シャドウバース』のバトルを遊んでいる人はもちろん、しばらくゲームを触っていなかった人でも気軽に楽しめるようになっている。さらに、バトルの仕様にも普段とは異なる体験を追加することで多彩な遊び方ができるようになっているとの話だった。
■登場キャラクターについて
さて、ここからは「ヒーローズバトル」の詳細を紹介していく。「ヒーローズバトル」には、メインストーリーに登場したキャラクターの中から各クラス3人ずつ(計24人)が登場する。登場キャラクターは以下の通り。
▲なお、今回のフォーマットでは自分がリーダースキンを持っていなくてもそのキャラクターを選択するだけでリーダースキンやスリーブを使用することができる。
また、キャラクターの選定については、全ストーリーから満遍なく登場させることを意識したとの話だった。
■「ヒーロースキル」について
また、キャラクターにはそれぞれに固有の能力(ヒーロースキル)が付与されており、その能力を駆使しながらバトルを楽しむことができる。ヒーロースキルはHBP(ヒーローズバトルポイント)を使用することで1ターンに1度まで発動することができる。HBPの初期値はキャラによって異なり、ヒーロースキルの中にはHBPを増やすことができるものもある。HBPはスタックして次ターンに持ち越すことができるため、消費が大きいスキルで戦局を大きく動かすか、こまめに消費して常にバトルで優位を取り続けるかなどプレイヤーごとに好みの戦法を取れるようになっている。
▲各リーダー基本的には3つの特殊能力やヒーロースキルを所持しているが、キャラによって持っているスキルの数は異なる。ヒーロースキルの内容は、各キャラの特徴を意識したものとなっている。また、先攻1ターン目はヒーロースキルを使用することができない点に注意。
▲ヒーロースキルを使用しないままターンエンドしようとするとアラートが表示されるため、使い忘れる心配はなさそうだ。相手リーダーをタップすれば、そのキャラが所持している特殊能力やスキルも確認できるようになっている。
■その他「ヒーローズバトル」の特徴について
各リーダーにはそれぞれ構築済みのデッキが用意されており、カードの所持に関わらず誰でもすぐに遊ぶことが可能。今までメインストーリーをプレイしてきた人も、メインストーリーは読んでいないけど新しい戦い方を楽しみたい人も、最近あまり『シャドウバース』を遊んでいなかったという人も、リーダーの能力を使うことでそれぞれの楽しみ方ができる。
▲そのほか、バトルバランスの調整として体力の初期値が25に設定されている。カードとヒーロースキルを組み合わせることで、「ヒーローズバトル」でしか体験できないコンボが体験できるようになっているのも魅力的だ。
■ウィッチ(「エレノア」「テトラ」「アマリリス」)の特徴
次に、先行プレイ会で実際に使用したリーダーやデッキの所感をお届けしていく。プレイできる時間が限られていたこともあり、今回はウィッチの3人(エレノア、テトラ、アマリリス)を中心にプレイ。時間の都合上、3人とも満足に使用することが難しく、回数をより多く体験できたキャラと少ししか体験できなかったキャラで文量に偏りがある点にはご了承いただきたい。
【ヒーロースキル】
+1:自分の手札1枚を選択する。それが「スペルブーストされた回数が5回未満のカード」なら、1回スペルブーストする。それ以外なら、同名のカード1枚をデッキに加え、そのコストを-1する。
▲《クロノウィッチ》が場に出るところまで耐えられれば一気に攻勢を仕掛けられる。
【ヒーロースキル】
自分が後攻なら、自分のHBPを+1する。自分のターン終了時、このターン中に機械・カードを1枚以上プレイしていたなら、自分のHBPを+1する。2枚以上なら、+1ではなく+2する。
【ヒーロースキル】
-1:進化していない自分のフォロワー1体は「自分のターン終了時、消滅する」を持ち、進化する。(進化時能力は働かない)
序盤は、スペルをプレイしたときに進化する《フラワリングマジシャン・マリー》や、ファンファーレで自分の場に進化後フォロワーがいるなら進化する《ディテクティブガール》など、条件を満たすことで進化できるフォロワーを展開してEPを消費せず進化回数を稼ぎたい。初手が悪ければ、ヒーロースキルで場に出ているフォロワーを進化させるのもひとつの手だ。ただし、その場合、進化時能力が働かないうえ、自分のターン終了時に消滅してしまうため、なるべく進化時能力のないフォロワーを選択したい。
また、進化回数を十分に稼いでから、HBP3で使うことが出来る「アマリリスの奥義」で《至高神・ゼウス》をプレイし、能力を多く働かせて一気に相手の体力を削り取ることもできるだろう。
アマリリスに関しては、毎ターンEPを消費しながらコンスタントに攻めて勝利を目指せるキャラであるという印象を受けた。ある程度、理想の手札にならずとも雑にフォロワーを進化して相手のフォロワーに攻撃できるため、大崩れしにくい。今回、使用した3キャラの中では始めから最も使用しやすく感じたので、ウィッチを使いたいけど『シャドウバース』をプレイするのが久々、またはバトルに中々勝てないという方はまずアマリリスから使用してみることをオススメしたい。
▲場が常に進化後フォロワーで埋まるため、攻撃力/体力ともに高いフォロワーが並びやすく、登場したターンから相手フォロワーに攻撃できるのが強みになっている。
なお、今回はあくまでも各キャラ1~2回を使用しての所感となっているため、繰り返しプレイすればまだまだ新たな戦法やコンボ、強みも見つかっていくだろう。ヒーロースキルという新たな要素が追加されたことで、1ターンにできることも格段に増えているため、いつもより骨太なバトルが楽しめることは間違いない。先述した通り、4月26日からはグランプリも開催される予定とのことなので、まずはいろんなキャラを触って新たなフォーマットを楽しもう!
■開発陣によるエキシビジョンマッチを実施
イベントの終盤には、開発陣によるエキシビジョンマッチが行われた。ここでは、連携ロイヤルのデッキを使用したリーダー「バニー」と、機械ネクロマンサーのデッキを使用したリーダー「エンネア」の戦いを見ることができた。
【質疑応答】
最後に、開発陣への質疑応答が行われたので、その内容についても以下でお届けしていく。
Q.新フォーマットの発想はどこから生まれたのでしょうか?
A. 当初からストーリーキャラクターを中心に活躍できるフォーマットを目指して開発をしていました。その後、企画を進めていく中で過去に実施していたリーダーに特殊能力を持たせて戦う「連戦バトル」の開発時に想定していた、将来的にオンラインバトルで実施するというアイディアを組み合わせられることにたどり着いたのです。
その発想をもとにストーリーキャラクターの個性を出すことを意識することで、ストーリーキャラクターを選ぶとリーダースキンを所持していなくてもそのリーダースキンが使える仕組みにすること、それぞれのキャラクターが異なる特殊能力「ヒーロースキル」やデッキを持つ仕組みにすることが決まり、新しい遊び方やプレイ体験を生んだうえでストーリーキャラクターを活躍させる今回のフォーマットの仕様が生まれました。
Q.新フォーマットの開発にあたって最も苦労した点を教えてください。
繰り返しになるが、期間限定フォーマット「ヒーローズバトル」は、4月24日12:00~5月7日4:59に開催される。8年間続いてきたストーリーの区切りとしてお祭り的なイベントになっており、誰でも参加できる仕様になっているため、普段から『シャドウバース』を楽しんでいる人はもちろん、久々に遊んでみようかなと思っている人まで、ぜひプレイしてみていただきたい。
(取材・文 編集部:山岡広樹)
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