【レビュー】スクエニ、期待の大作『WAR OF THE VISIONS FFBE 幻影戦争』…先行プレイで見えてきたタクティカルRPGの神髄に迫る!


昨年12月にスクウェア・エニックスから発表された、2019年配信予定の新作タクティカルRPG『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』(対応OS:iOS/Android)。

6月10日より始まった事前登録(関連記事)は、7月4日時点で20万人を突破(関連記事)するなど、配信前からゲームファンの期待を一身に背負う大作スマホアプリと言える。

今回、配信に先駆けて『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』(以下、FFBE幻影戦争)を先行プレイする機会を得た。本稿では、作品の概要と共にプレイレポートをお届けする。

※画面は開発中の物です。
 

■タクティカルRPG『WAR OF THE VISIONS FFBE 幻影戦争』概要

 

まずは、『FFBE幻影戦争』がどのような作品なのか、ゲーム概要とストーリー、公開中のトレーラーを見てみよう。
 

【ゲーム概要】
『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』は、『ファイナルファンタジー』シリーズのタクティカルRPG最新作。舞台は、ラピスの世界にあるアードラ大陸。古来よりクリスタルの伝説が語られるこの地で、覇権をめぐる幻影戦争の物語が始まる。



バトルシステムは、高低差のあるタクティカルバトルを採用。美しい3Dのフィールドでスマートフォンゲーム最高峰のバトルを体験できる。戦略が勝利の鍵を握ると共に、「オートモード」も搭載されており、初心者でも気軽にプレイが可能となる。



さらに、キャラクター特有の必殺技「リミットバースト」や「アビリティ」、そしてド派手な3Dムービーとともに登場する「召喚獣」など、爽快感のあるプレイを楽しむことができる。




また『FF』シリーズおなじみの「ジョブシステム」はもちろん、クエストでは、豪華声優陣によるフルボイス付きの「ストーリークエスト」のほか、「ワールドクエスト」や「イベントクエスト」など多彩なクエストを準備している。

そして誰でも気軽にプレイできる「マルチクエスト」や「マルチレイド」、「デュエル(リアルタイム対戦)」、「ギルド」や、「強敵の間」など上級者向けのコンテンツも準備。やりこみ要素も満載となっている。

【STORY】
列強に囲まれしリオニスは小国ながらも、一目を置かれる存在であり続けていた。その理由は、「翼ある者」に授けられた「指輪」にある。

ビジョン──すなわち具現化された想いを使役し戦わせることのできる力は、それほどまでに各国にとって脅威だったのだ。

だが、幾重にも交錯する残酷な運命は絆や愛、そして友情までをも静かに蝕んでゆく。リオニスに生まれた双子の王子、モントとシュテルとて例外ではなかった。

彼らの確執は、長きに渡る幻影戦争の戦端を開くこととなるのであった。群雄割拠するこの地でまばゆき光をたたえたクリスタルは果たして誰に微笑もうというのか。

【『FFBE幻影戦争』トレーラー】

 
 

■ワクワクが押し寄せてくる!『FFBE幻影戦争』先行プレイレポート


ゲームファン、取り分けRPG好きにとって『ファイナルファンタジー』は、『ドラゴンクエスト』と双璧をなす国民的RPG。『FFBE幻影戦争』は、その『ファイナルファンタジー』の名を冠している…ワクワクせずにはいられない!

ゲームファン、取り分け男という生き物は"戦争"と言う単語に弱い。一年戦争(某機動戦士)、千日戦争(某小宇宙)、頂上戦争(某海賊王)、七日間戦争(某ぼくらの)etc. そして『FFBE 幻影戦争』も例に漏れず男心くすぐる戦争の文字…ワクワクせずにはいられない!!

『FFBE幻影戦争』発表時にタイトル名を聞いただけで「遊んでみたい!」とワクワクさせられた筆者。そのワクワク度たるや、孫悟空や久保田雅人氏に引けを取らない。そんな筆者の元に「開発中のデータですが、先行プレイしてみます?」(スクエニ宣伝担当)との吉報が舞い込んできたのだ。

「やらいでか!!!」

という事で、スクエニさんから開発中のデータを拝借し、早速『FFBE幻影戦争』をプレイしてみた。
 

■ちょっとだけよ! 主な機能をチラリと公開



▲画面左上はプレイヤーネーム。最大12文字なので、レオ●●ド・ディ●プリオもニッコリ。

まずは『FFBE幻影戦争』の主な要素について調べていこう。上が拠点となるホーム画面。主人公のモント・リオニスがプレイヤーを迎えてくれる。ちなみにホーム画面に表示されるユニットは、自由に変更することも可能だった。


▲こんな具合。べ、別にショートカットの女の子が好みって訳じゃないんだからねっ!

お次に、ホーム画面の各種アイコンについても軽く紹介しておこう。

【召喚】
戦での勝利に欠かせない戦力強化のためのガチャ要素。

【ショップ】
ユニットの覚醒・限界突破、そして錬成に必要な欠片や、各種強化用アイテムなどを購入できる。

【ギルド】
プレイヤーがRank20になると開放される。自らリーダーになって新しいギルドを設立するか、既にあるギルドへ加入するか選べる。



【デュエル】
アリーナとマッチバトル(ランクマッチ、フリーマッチ、フレンドマッチ)が楽しめる。



【異界の城】
特殊なアイテムをゲットできるイベントや、他のプレイヤー協力して強敵を討伐するレイド、仲間を集めてクエストに挑むマルチ、幻獣覚醒素材やレアアイテムをゲットする強敵の間、高難度クエストのタワーに挑戦できる。



【ストーリー】
ソロプレイで最初に挑戦することになるであろうストーリー。ここでバトルをこなしていくことで物語が進んでいく。


▲時間で回復する体力を消費して各バトルに挑戦することになる。


▲バトル開始前にはイベントシーンも挿入される。

<編成>
クエスト、デュエル、マルチ、ギルドバトル参加時のパーティの編成や同行者(他プレイヤーのユニット)設定等が行える。クエストでは5ユニット+同行者で最大6ユニットで出撃可能。

各ユニットの装備(武具、召喚獣、ビジョンカード)もここで変更できる。コストや総合値、パーティーアビリティなど気になる項目も。


▲ユニット選びも編成の楽しみ。女性ユニットが多いが、筆者は女たらしではない、断じて。

<ユニット>
所持ユニットの育成やステータス確認、アビリティセットの変更等が行える。


▲ユニットのレアリティはN、R、SR、SSR、URの5段階あるようだ。

詳細を見たいユニットのアイコンをタップすると、ステータスや3Dモデル、2Dイラスト等が拝める。



▲3Dでも2Dでもイケメンなモント王子に、筆者の妬み嫉みが止まらない。


▲こちらはアビリティボード。本作はユニットの育成部分も奥が深そう。

ちなみに登場ユニットは戦士やソルジャー、ナイト、モンク、竜騎士、槍術士、狩人、黒魔道士、白魔道士、緑魔道士、時魔道士、魔法剣士など、それぞれジョブに就いている。

戦士やナイト、モンクは前衛でバリバリ戦い、狩人や魔道士は後方から攻撃したり味方を補助したりと、その役割は実に様々だ。

<武具>
所持している武器や防具、アクセサリーを確認できる。ここでクラフト、分解、売却を行える。



<召喚獣>
『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみの召喚獣。1ユニットにつき1体装備することができる。バトル中に彼らを呼び出しその強大な力を借りれば、戦いを有利に進めることができる。




▲イフリートやゴーレムなど、おなじみの召喚獣が多数登場する。




▲ゴゴゴゴッ…ボカーン!(召喚獣を呼び出した時の筆者脳内効果音) 召喚獣を呼び出すとド迫力のムービーを拝むことができる。

<ビジョンカード>
手持ちのビジョンカードのリストを確認できる。ビジョンカードは、ユニットに装備することで付与効果やパーティーアビリティが発動するカード。ここでビジョンカードの強化や統合も行える。


▲ビジョンカードのイラストは縦持ちにして閲覧することも可能。べ、別にショートカットの女の子が好(省略)。

と、駆け足で主なアイコンの内容について紹介したが、他のプレイヤーとのコミュニケーションに活用できるチャットメッセージや初心者クエスト、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』でもおなじみの探検チョコボなど、気になる機能はまだまだ存在する。『FFBE幻影戦争』ったら、とってもボリューミー!



▲ユニットを選択して探検に出発させる探検チョコボ。一定時間が経つと探検場所に応じたアイテムをゲットできる。


▲チャットメッセージを覗くと、テストプレイ中の開発チームの方々が健康診断を翌日に控えているとおぼしき謎の会話をしていてほっこりした。目指せカッちゃんオールA判定!
 

■見せてもらおうか、『FFBE幻影戦争』の神髄とやらを!


ここからは、タクティカルRPGと銘打たれる『FFBE幻影戦争』の肝とも言えるバトルについて触れていこう。

まずバトル開始時に、下の画面のように黄色枠内で選択したユニットの配置変更を行うことができる。HPの高いユニットを前に出したり、敵ユニットとの距離を取って相手の出方を見たりと、ユニット配置がバトル序盤の戦況を左右すると言えそうだ。



ユニットの移動範囲は、画面上に表示される水色のエリア内。移動したいマスをタップするか、あるいはスワイプで動かすことも可能だ。ユニットを移動させたら、攻撃やアビリティのコマンドで敵を攻撃すべし!

そしてユニットの行動を終了する際、ユニットの向く方向を選べる。本作では、正面からの攻撃よりも背後からの攻撃のほうが多くのダメージを与えることができる。逆を言えば、敵に背後を取られるのは非常に危険なので、行動後のユニットの向きにも注意を払う必要がある。

攻撃射程範囲は武器やアビリティによって異なる。剣や格闘の場合は射程は1マス分だが、例えば槍なら前後左右2マス分が射程範囲となり、2マス先にいる敵にも攻撃が届く。また、魔道士が使用する魔法などのアビリティは、障害物を挟んだ先にいる相手など、近距離攻撃が届かないときに有効だ。

魔法は敵味方問わず射程範囲内にいるユニットにダメージを与えるので、使用する前に味方ユニットの位置には気を付けたいところ。



▲打撃が中心のモンクのアビリティ"連続拳"の射程は1マス。アビリティ使用はAPもしくはMPを消費する。敵を攻撃するとAPが溜まる。



▲こちらはラマダの槍攻撃。射程内に敵が2体いる場合は、貫通攻撃できる。


▲攻撃が届かない遠距離の敵への攻撃には、魔法や狩人の弓攻撃などで対応しよう。




▲壁一枚隔てた場所から黒魔道士の強力なファイラがさく裂!(燃やされている側が筆者)


▲個人的には"投石"が用意されていたことに思わずニヤリ。

通常攻撃やアビリティのほか、リミットバーストと呼ばれる一部のユニットが持つ固有の必殺技もバトルを盛り上げてくれる。リミットバーストは消費APが多く、使用回数こそ少ないが効果は絶大。ここ一番で発動させて勝負を決めたときの爽快感ったらない!



▲こちらはモントのリミットバースト"デスティニークロス"。迫力のあるカットシーンが見られる。

そして高低差のあるフィールドも、本作のバトルを語る上では欠かせないポイント。高さの概念があることで、射程や効果範囲に制限が発生するので、高低差に注意して戦う必要がある。

弓や魔法など遠距離攻撃が可能なユニットを高い場所に配置しおけば、敵の近距離攻撃を受ける危険性がなく、こちらが一方的に攻撃できるが、逆に敵の狩人が高い場所にいる場合は、狙撃される前に移動範囲の広い味方で近づいて倒すなどの対応を迫られる。



▲高い場所から狙い撃ちしていれば、下にいる狼(ウルフ)なんか怖くない!




▲バトル中の視点はご覧のように色々変更できるので、高低差で隠れている場所もしっかり確認できる。

その他、同じ敵に対して、同じ攻撃タイプのユニットで連携攻撃するとダメージが倍増するチェインや、ユニットや攻撃アビリティの属性と相性など、戦略性の高いバトルをより奥深いものにさせる要素も多数用意されている。まさに歯応え抜群のタクティカルRPGと言えるだろう。




▲倒した敵の頭上に数字が。カウント0になるとクリスタルが出現し、そこに味方を配置すると回復やジョブポイント獲得などの恩恵を受けられるという要素も。
 

■1手1手熟考するタクティカルRPGの醍醐味をスマホで存分に味わえる


ということで、期待の新作『FFBE幻影戦争』を配信前に触ってみたけども、控えめに言って面白い!

国民的RPG『ファイナルファンタジー』シリーズが持つ魅力的な世界観と、『ファイナルファンタジータクティクス』から受け継がれてきたタクティカルRPGというジャンルが見事に融合している本作は、スクエニだからこそ生み出せた作品。まさに「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ、10倍」といったところか。

タクティカルRPGという事で、バトルでは考えることも多くプレイヤーの戦術眼が問われるが、プレイしている内にそこが面白いと感じられるはず。

各ユニットのジョブやアビリティなどを把握し、挑戦するクエストに応じてどのようなパーティー編成にするかを考えるバトル前の楽しさもあれば、フィールドの構造や敵の位置を見つつ進軍ルートを模索したり、属性の相性やユニットの向きを意識しながら1手1手熟考するというバトル中の楽しさもある。

仮に敗戦したとしても、何が敗因なのか考えて出撃させるユニットを変えてみたり、ユニットを強化したりというバトル後の楽しさもあり…まぁ要するにずっと楽しいわけだ。



この記事で「ちょっと面倒くさそう…」と思った諸君、安心してください。『FFBE幻影戦争』はオートバトル機能も備わっているので、面倒くさがり屋や忙しい現代人でもサクサクプレイが楽しめる。

また、本作ではユニットの育成も重要。せっかく育てるならカッコイイ&かわいいキャラクターが良いと思うのが世の常。その点、『FFBE幻影戦争』のキャラクターデザインは個人的に好みであり魅力的に感じられた。これなら育成のモチベーションも上がるってもんだ。




▲個性豊かな登場キャラクター達(ほんの一部)。


▲べ、別にショー(省略)。

ユニットに関しては具体的な育成の方法だったり、(チラッと見つけた)親密度だったりと、筆者的にも気になる事がまだまだたくさんある。

また3Dモデルを中心に展開する本作だが、低スペックモードというものもあり、そのモードにすることで最新端末でなくてもストレスレスにプレイができた。

本当ならもう少し詳細について迫りたかったけど、配信前にあまりアレコレいじるとスクエニさんからげん骨を食らわされること必至なので、今回はこの辺で。あとは読者の皆様が実際にプレイして確かめてもらえればな、と。

え? 『FFBE幻影戦争』の配信はいつになるかって? その答えはもちろん…トランキーロ、あっせんなよ!
 

■『FFBE幻影戦争』事前登録受付中!




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■『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』
 

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会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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