
任天堂の宮本茂氏、アドベンチャーゲームの制作は「結構難しい状況」 ローカライズコストやニーズの関係で積極的に作りづらい

同社では、今や新作タイトルは10ヶ国語以上にローカライズした上で、グローバルで発売しているが、宮本氏は、このゲームジャンルではボイスやテキストが多いため、ローカライズのコストが膨大になることを理由にあげた。世界展開を前提とした開発体制では難しいということだ。
さらに若い人にこのジャンルのタイトルに興味を持ってもらえない傾向にあること、つまり、需要が少ないこともあげた。
宮本氏は、カプコン<9697>の『逆転裁判』シリーズや、レベルファイブの『レイトン教授』シリーズなどをアドベンチャーゲームの面白い仕組みをうまく利用したタイトルとして評価し、今後の発展に期待を示したものの、現在の任天堂では主流のタイトルとして積極的に作るのは難しいと述べ、質問した投資家に理解を求めた。
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企業情報(任天堂株式会社)
会社名 | 任天堂株式会社 |
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URL | http://www.nintendo.co.jp/ |
設立 | 1947年11月 |
代表者 | 代表取締役社長 古川 俊太郎 / 代表取締役 フェロー 宮本 茂 |
決算期 | 3月 |
直近業績 | 売上高1兆3085億円、営業利益3523億円、経常利益3604億円、最終利益2586億円(2020年3月期) |
上場区分 | 東証1部 |
証券コード | 7974 |

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