グリー、1Qは売上高13％減、営業益27％減と2ケタ減収減益に　主要タイトルの周年イベントの反動でQonQでも売上高9％減、営業益11％減

グリー<3632>は、10月30日、2020年6月期の第1四半期（7～9月）の連結決算を発表、売上高157億円（前念同期比13.0％減）、営業利益11億円（同27.2％減）、経常利益10億円（同50.5％減）、最終利益9億円（同52.7％減）となった。
 
主力のゲーム事業において、他社配信タイトルが事前登録開始となるなど新作タイトルの開発が進んだものの、新作リリースなどによる新たな積み上げはなく、減収減益となった。なお、保有株式の一部売却により、投資有価証券売却益4億9200万円を計上している。

業績を四半期推移（QonQ）で見てみると、売上高は前四半期比9.2％減、営業利益は同11.9％減、経常利益は同19.5％減となった。主要タイトルの周年イベントの反動で売上は減少したものの、コストコントロールで営業利益はおおむね横ばいとなり、想定を上回る着地となったという。
 
なお、2020年6月期通期の予想については非開示。グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しく、新規アプリゲームのリリースなどによる大きな業績変動が見込まれることから、適正かつ合理的な数値の算出が困難としている。