コーエーテクモHD、第3四半期の最終利益は14.8%増の97億円と過去最高更新…全セグメント減益も固定資産売却益計上【追記】
コーエーテクモホールディングス<3635>は、本日(1月27日)、第3四半期累計(2019年4~12月)の連結決算を発表し、売上高266億7600万円(前年同期比0.5%減)、営業利益64億2900万円(同9.5%減)、経常利益112億9900万円(同1.4%減)、最終利益97億1800万円(同14.8%増)だった。
セグメント別の収益状況を見ると、主力のゲーム事業、アミューズメント事業、不動産事業がいずれも減益となったものの、最終利益は第3四半期累計期間としては過去最高となった。これは固定資産売却益15億5900万円が特別利益に計上されたことによる。
なお、営業減益となった要因は、開発体制の拡充に伴い、固定費が増加したことが主な要因だったという。(追記)
セグメント別の状況は以下のとおり。
■エンタテインメント事業
売上高が0.9%増の241億2500万円、セグメント利益が同7.9%減の57億9900万円だった。パッケージ分野が減少する一方、オンライン・モバイル分野が大きく伸⾧した。(追記)
「シブサワ・コウ」ブランドでは、同社がIPを許諾したスマートフォンゲームが好調。『三国志・战略版』に加え、『新三國志』も引き続き順調に推移しロイヤリティ収入が伸長した。
「ω-Force」ブランドでは、11月に欧米でサービスを開始したGoogleのゲーミングプラットフォーム「Stadia」のローンチタイトルとして『進撃の巨人2 -Final Battle-』の配信を開始した。12月には『無双OROCHI3 Ultimate』(PS4、Nintendo Switch用)を国内、アジアで発売し、12万本の販売となった。
「Team NINJA」ブランドでは、スクウェア・エニックスと共同で開発し、グローバルで配信中のスマートフォンゲーム『DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA』が引き続き収益に寄与した。また、『仁王 Complete Edition』のリピートも堅調に推移した。3月に発売予定の『仁王2』(PS4用)は、11月にβ体験版を配信し、70万を超えるダウンロード数となった。アンケートの結果、欧米のプレイヤーの90%以上からポジティブな評価をし、更なるクオリティアップを進めている。
「ガスト」ブランドでは、9月に国内、アジアで発売した『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』を10月に欧米向けに販売したほか、Steam版の配信も開始し、累計出荷本数は35万本を突破した。
「ルビーパーティー」ブランドでは、「舞台 遙かなる時空の中で3 プレミアムパーティー」など各種イベントを開催した。「midas」ブランドでは、新規スマートフォンゲームの開発に注力している。
また、ポータルサービス部から『モンスターファーム』(Nintendo Switch、iOS、Android用)をリリースし、ダウンロード数は8万を超え好調。
■アミューズメント事業
売上高が同13.6%減の20億5900万円、セグメント利益が17.6%減の4億4900万円だった。プライズゲーム機の稼働が好調で既存店売上高が伸長したものの、パチンコ・パチスロ機への液晶ソフト受託開発は、売上の多くを第4四半期に予定していることから、減収減益となった。
■不動産事業
売上高が同14.8%減の4億9600万円、セグメント利益が同20.7%減の1億6900万円だった。第1四半期において賃貸用不動産の一部を売却したため、賃料収入の減少により減収減益となった。保有する賃貸用不動産は高い稼働率を維持している。
■2020年3月通期の見通し
続く2020年3月通期は、売上高430億円(前期比10.3%増)、営業利益120億円(同0.8%増)、経常利益160億円(同12.6%減)、最終利益130億円(同5.1%減)を見込む。第3四半期まで営業利益は前年を下回って推移しているが、第4四半期に大型タイトルの発売を予定しているうえ、IP許諾によるロイヤリティも好調に推移しているため、 通期計画に対して順調に進捗しているという。
セグメント別の収益状況を見ると、主力のゲーム事業、アミューズメント事業、不動産事業がいずれも減益となったものの、最終利益は第3四半期累計期間としては過去最高となった。これは固定資産売却益15億5900万円が特別利益に計上されたことによる。
なお、営業減益となった要因は、開発体制の拡充に伴い、固定費が増加したことが主な要因だったという。(追記)
セグメント別の状況は以下のとおり。
■エンタテインメント事業
売上高が0.9%増の241億2500万円、セグメント利益が同7.9%減の57億9900万円だった。パッケージ分野が減少する一方、オンライン・モバイル分野が大きく伸⾧した。(追記)
「シブサワ・コウ」ブランドでは、同社がIPを許諾したスマートフォンゲームが好調。『三国志・战略版』に加え、『新三國志』も引き続き順調に推移しロイヤリティ収入が伸長した。
「ω-Force」ブランドでは、11月に欧米でサービスを開始したGoogleのゲーミングプラットフォーム「Stadia」のローンチタイトルとして『進撃の巨人2 -Final Battle-』の配信を開始した。12月には『無双OROCHI3 Ultimate』(PS4、Nintendo Switch用)を国内、アジアで発売し、12万本の販売となった。
「Team NINJA」ブランドでは、スクウェア・エニックスと共同で開発し、グローバルで配信中のスマートフォンゲーム『DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA』が引き続き収益に寄与した。また、『仁王 Complete Edition』のリピートも堅調に推移した。3月に発売予定の『仁王2』(PS4用)は、11月にβ体験版を配信し、70万を超えるダウンロード数となった。アンケートの結果、欧米のプレイヤーの90%以上からポジティブな評価をし、更なるクオリティアップを進めている。
「ガスト」ブランドでは、9月に国内、アジアで発売した『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』を10月に欧米向けに販売したほか、Steam版の配信も開始し、累計出荷本数は35万本を突破した。
「ルビーパーティー」ブランドでは、「舞台 遙かなる時空の中で3 プレミアムパーティー」など各種イベントを開催した。「midas」ブランドでは、新規スマートフォンゲームの開発に注力している。
また、ポータルサービス部から『モンスターファーム』(Nintendo Switch、iOS、Android用)をリリースし、ダウンロード数は8万を超え好調。
■アミューズメント事業
売上高が同13.6%減の20億5900万円、セグメント利益が17.6%減の4億4900万円だった。プライズゲーム機の稼働が好調で既存店売上高が伸長したものの、パチンコ・パチスロ機への液晶ソフト受託開発は、売上の多くを第4四半期に予定していることから、減収減益となった。
■不動産事業
売上高が同14.8%減の4億9600万円、セグメント利益が同20.7%減の1億6900万円だった。第1四半期において賃貸用不動産の一部を売却したため、賃料収入の減少により減収減益となった。保有する賃貸用不動産は高い稼働率を維持している。
■2020年3月通期の見通し
続く2020年3月通期は、売上高430億円(前期比10.3%増)、営業利益120億円(同0.8%増)、経常利益160億円(同12.6%減)、最終利益130億円(同5.1%減)を見込む。第3四半期まで営業利益は前年を下回って推移しているが、第4四半期に大型タイトルの発売を予定しているうえ、IP許諾によるロイヤリティも好調に推移しているため、 通期計画に対して順調に進捗しているという。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635