任天堂の古川社長、モバイルの評価は「IPへの接点拡大として期待通り。ゲームやキャラに触れてもらうのが一番の目的」と話す…決算説明資料より

任天堂<7974>は、2月2日、第3四半期決算の説明会資料の質疑応答を公開した。今回はその中からモバイルビジネスの現状の評価についてお伝えする。

古川社長は、モバイルビジネスの現状を「任天堂IPへの接点を拡大するということに関して期待通りの進捗」と話した。2019年夏に配信した『マリオカートツアー』について触れ、ダウンロード数やプレイ人数は力強く推移していると強調。普及したスマートデバイスで同社のIPに触れる機会が増えたと評価した。

さらに『どうぶつの森 ポケットキャンプ』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』など特定のタイトルについて、ゲーム専用機とは異なるアプローチでユーザーとの接点が持てたとし、結果的に同社のビジネスの最大化に貢献できればと、その考えを明かした。

また、古川社長はモバイルビジネスの今後について、「新しい提案ができるよう開発を進めている。発表できる機会になったらお伝えする」とコメントしている。

経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会 質疑応答(PDF)
 
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る