NTTドコモの独子会社net mobileが金融・決済事業に参入

NTTドコモは、ドイツ子会社net mobile AGが欧州における金融・決済事業に参入するため、ドイツでの銀行業とクレジットカード事業に関するライセンスを所有するBankverein Werther AGの株式を取得し、約81.5%を保有する筆頭株主となる、と発表した。 同行のサービス基盤と基幹システムを取り込み、金融・決済分野におけるサービス領域を拡大することで、携帯電話を通じたデジタルコンテンツやアプリ提供に際し、従来のオペレータ課金に加え、デビット・クレジットカードといった決済サービスなど、さまざまな決済手段の開発を進めていくとしている。 なお、net mobileは、ドイツでモバイルコンテンツ配信プラットフォーム事業を運営している。今回の株式の取得に伴い、NTTドコモは、net mobileが実施する予定の株主割当増資の引受要請に対し、最大2840万ユーロ(約31億円相当)の追加出資を行うとのこと。