トーセ、第1四半期は大型案件減少などにより売上高38%減・営業益322%増

トーセ<4728>は、本日(1月12日)、第1四半期(9-11月期)の連結業績を発表し、売上高8億6100万円(前年同期比38.9%減)、営業利益6900万円(同322.4%増)、経常利益7700万円(同295.3%増)、四半期純利益3100万円(同268.2%増)だった。     主力の家庭用ゲームソフトの受託開発で、前年同期に大型タイトルの開発完了が相次いだことや、前年第4四半期に開発完了したタイトルが増えた反動もあり、売上高は大幅なマイナスとなった。 少しテクニカルな話になるが、売上計上基準で工事完成基準を採用している案件が多いようだ。このため、この四半期で計上された売上高が減少したことにより、仕掛品から振り替えられる売上原価も大幅に減少した。これが主な増益要因だった。 事実、貸借対照表の仕掛品は、前年同期比35.6%増の14億1800万円と大きく伸びている。経費の削減などで利益も伸びたわけではないことに注意する必要があるだろう。同社の計画を見るかぎり、第2四半期で売上計上されるようだ。 なお、開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け4タイトル、アミューズメント向け1タイトル、携帯端末向け18タイトル、その他1タイトルの合計24タイトルとなった。   ■2012年8月期の見通し 2012年8月期は、売上高57億4600万円(前期比0.1%増)、営業利益3億3900万円(同10.3%減)、経常利益3億6000万円(同0.5%増)、当期純利益1億9600万円(同4.1%増)を見込む。  
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高56億6200万円、営業利益4億6900万円、経常利益5億500万円、最終利益3億1000万円(2022年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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