角川GHD、角川グループパブリッシングを4月1日付で吸収合併

角川グループホールディングス(GHD)<9477>は、本日(1月9日)、完全子会社である角川グループパブリッシングを4月1日付で吸収合併することを明らかにした。 角川グループパブリッシングは、グループの出版物の営業・宣伝・資材調達の大部分を担っているが、今回の吸収合併により、角川GHDがグループ会社の管理・統括に加えて、より主導的な立場でグループ全体のデジタル戦略の推進、営業・宣伝戦略の策定、資材調達のスケールメリット実現、適正な営業人員配置などを遂行していく、としている。 このほか、100%子会社の中経出版がその子会社である新人物往来社を吸収合併する。コンテンツ・編集ノウハウと営業力を集結させ、両社共通の成長分野である「一般書ジャンル」をさらに強化するためだ。さらに、角川書店の映画やテレビCMなどの撮影を請け負うスタジオ事業を新設分割し、角川大映(予定)を設立する。こちらは専門性に特化した独立会社として発展させることが目的。     角川GHDでは、出版事業は継続的に成長を続けていることに加え、電子書籍をはじめとするデジタルコンテンツ事業も今後着実な成長が見込まれることから、グループ全体のさらなる成長を目指すため、今回のグループ再編に至った、としている。 今後もグループ再編は継続する方針で、(1)これまでグループ各社に分散していた共通機能の集約化、(2)グループ全体のコンテンツ/IDの最大活用を立案する「IP/ID 統括機能」、(3)各事業分野における新規事業の創出を担う「事業戦略統括機能」をいっそう強化し、さらなるグループ一体化に向けた体制強化を図っていくとのこと。